先日いただいた夕食後のデザート。
パティスリー・ニューモラスさんの「クルーラホーン」

アイリッシュウィスキーのクリームが大人の味わい。
最下層はサブレ生地で、クリームの下にはスイートポテト。

ちょっとずついろんな仕掛けがあって、それを楽しみながら少しずついただくのが、何ともいえず美味しいのでありました。

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いつもびっくりするようなケーキで楽しませてくれるニューモラスさん。
なんと、今年のクリスマスの12月24日と12月25日はお休みすることを決めたのだとか。

心を込めて作らなければならないケーキなのに、どうしても多量生産により作業効率を重視せざるを得なくなることに疑問を持っていたということに加え、ほぼ数日間徹夜作業になることへの不安・・・そういったものが理由になっているとのこと。

いや、これは英断ですね。
私はそれでいいと思いますヨ。


クリスマスのケーキ屋さん、成人式がある日の美容院さん、みんなその日に病気になっちゃったら予約をどうするんだろう?そんなことをいつも考えていました。


工場を持っているような大きなケーキのチェーン店なんかは、クリスマスに売れ残ったケーキを処分しているというような話しも聞きます。社員さんがノルマでケーキ購入を迫られるなんていうケースもあるようです。

ニューモラスさんの決めた事を多くの人がどう捉えるのか、私にはわかりません。でも、ケーキ屋さんがクリスマスにお休みするというその決断は、きっと決まりきった大量消費社会の海に、小さいかもしれないけれど一石を投じたと感じました。


ニューモラスのスタッフの皆さんが、今年は家族とゆっくりと自宅でクリスマスを過ごし、そして心から楽しめることを願っています。