昨年はコロナ禍の「巣籠もり」需要で、パンの売上げが急伸したようです。家でパンやお菓子を作る人が増えて、スーパーの棚から小麦粉が無くなってしまったのも記憶に新しいところ。

そんな我が家も外食が減った分、少しでも家の食事を美味しく楽しみたいということで、昨年の夏にちょっとリッチなオーブントースター「バルミューダ」を思い切って購入しました。

バルミューダのオーブントースターの特徴は、パンを焼く前に小さじ一杯分くらいの水を入れること。この水がパンを焼く時に庫内で蒸発し、パンがカリっと焼き上がるというもの。

先駆者であるバルミューダの後追いで、他のメーカーからも水を足すタイプのオーブン・トースターがいくつか販売されていて、しかも価格もバルミューダのそれよりも大分安価なものもあり、どれにしようか悩んだのですが、ある事を知ったことが決め手となってバルミューダを購入することにしました。

それは、毎回楽しく見させていただいたNHKの朝ドラ「半分、青い」(2018年に放映)に登場した人物が、バルミューダの社長をモデルにしていたという事。

「半分、青い」は、永野芽郁さん演じる主人公「すずめ」と、佐藤健さん演じる幼馴染みの「りつ」の成長の軌跡を描いたドラマ。北川悦吏子さんのオリジナル脚本で、毎回笑いあり涙ありの素敵なドラマでした。

その佐藤健さん演じる「りつ」が大人になって、自ら発明した柔らかな風を生みだす扇風機を商品化していくストーリーが盛り込まれているのですが、これが実際にバルミューダのヒット作でありその名を世に知らしめることになった「The Green Fan」の開発ストーリーそのものだったわけです。

実際のバルミューダの社長さんも、大きな家電メーカーとかに勤めていたとかいうわけではなくて、ミュージシャンを目指してバイト暮らしをしていて、ちょっとしたアイデアを自ら形にしてみよう・・・というところから始まり、それがやがて日本を席巻することになるバルミューダの前身だったということです。

そんなサクセス・ストーリーを知ってしまったら、その夢に投資しないワケにはいかないではないですか。商品にはそれを形成している原材料の原価が含まれ、そしてもちろん利益が含まれる。そしてその利益の中には、次の新しい商品を開発するための開発費も含まれている。そう思えば、この素晴らしいアイデアを次々と形にしているバルミューダという会社の商品を買って応援してあげよう!という気持ちになるのも当然というものです。




で、このハバルミューダのオーブントースター、食パンのトーストが美味しく焼き上がるのはもちろんなのですが、我が家ですっかりはまっているのはクルミパンのトースト。

パンの外側の生地がパリっと焼き上がって、そして何より中に入っているクルミがカリっとして、そても美味しく焼き上がるのです。

今日のランチはそんなクルミパンのトーストに、オムレツという内容にしてみました。お店を営みながらの慌ただしい時間の中で作るランチですから、あまり時間はかけられませんので、オムレツの具材は玉ねぎのスライスと人参のみじん切りをレンジでチンしたものにツナ缶のツナをさっと混ぜて、ハーブソルトで味付けしたものを。

そして飲みものは「マンデリン・アチェ・ディープグリーン」を細挽きにしてコーヒーを濃いめに抽出したら、レンジで温めた牛乳にさっと注いでカフェ・オレに。クルミパンとカフェ・オレ、この組み合わせは最強です。

マンデリンで作るカフェ・オレ、美味しいですよ〜