今週から販売開始した期間限定販売豆のお知らせです。

ニカラグア・カサブランカ農園(カツーラ・ナチュラル)
ハイロースト(中炒り)¥580/100g


カサブランカ農園の珈琲豆は過去にも取り扱ったことがあるのですが、とても品質が良くて雑味の無いクリーンな印象の豆でした。カサブランカ農園の主たる珈琲豆の精製方法はウォッシュ式なので、そのクリーンさはウォッシュした豆ならではのもの。しかしながら、少量ではありますがナチュラル精製の豆も出荷しているとのことですので、今回は迷わずナチュラルをチョイスしてみました。

精製方法はナチュラル、しかも豆はカツーラ種のみを集めたもの。最近販売開始した「シグリ・マウントハーゲン」はティピカ種のみを集めたものでしたが、「農園指定」「地域指定」といったプレミアム性の高さに加え、珈琲豆の中のいくつかの「原種」の1つのみをセレクトするという、これはもう自家焙煎珈琲豆店だからこその楽しみかな・・・などと思っております。



生豆はいかにもナチュラル!生豆のことを「グリーン・ビーンズ」と表現しますが、ナチュラル精製の豆に関して言えば、いかにも果実の種といった風情が漂うブラウンが混ざって、生豆から強烈に香ってくる甘い香りを嗅いでしまえば、それは期待も高まるというものです。


ハイロースト(中炒り)で焼き上げた豆を試飲してみます。淹れている時の豊潤な香りの印象はそのまま、口にしてもフルーツ感たっぷりのオレンジを連想させるような豊かな酸味を感じます。もっともナチュラルの珈琲の味わいは本当に複雑で、口にする人それぞれがいろんな味わいを発見することでしょう。苦みはほとんど感じませんが、この味わいを堪能するには苦みさえも邪魔な要素と感じる気がします。

焙煎してから3日目の豆を試飲してみると、更に深いコクが強まって、フルーツ感に加えて熟成したワインのような深みを感じるようになります。焼きたての豆で試飲した時は、あと味は思いがけずスッキリしたものでしたが、数日経過した豆では後味も余韻をひくような印象へと変わりました。


単一種(カツーラ)のナチュラル精製豆ということで、収穫量もとても少ない希少なロットです。当店でも販売できる量は限られておりますので、気になる方はお早目にどうぞ。



--- 雑談 ---

先週末は安曇野まで足を伸ばしました。私の母、そして妻の母、いずれも「さかた」さんの「おやき」の大ファンでして、年に何回かは買い出しに出掛けます。2人とも「ひじき胡桃」のおやきが大好物なようです。私は「やさい」、妻は「野沢菜」が大好きです。甘党の私は、もちろん「小倉」も大好物であります。



実は数年振りにデジタル一眼カメラを購入しまして、その試写も兼ねてドライブしたのですが、今年の紅葉の色づきは今一つのような気がします。猛暑に台風と、植物にとってもストレスが多い夏だったからでしょうか・・・。結局風景は1枚も撮影しませんでした。トホホ。