期間限定で取り扱ってきました「ホンジュラス・エル・ボスケ農園」ですが、いよいよ残りわずかとなりました。今週中には終了するかと思いますので、入手されたい方はお早めに。


話しは大きく脱線しましてクルマの話し。
先日、三菱自動車が軽四駆の「パジェロ・ミニ」の生産終了を発表しました。別にこのクルマを購入するつもりはなかったのですが、また1つマニュアル・ミッションで運転できる車が日本から減ってしまうということが、何だかさびしいワケであります。

私も妻も、マニュアルの車でないと運転するのが怖くて仕方ない。カーブ入り口でエンジンブレーキが効かなくてスルスルッとコーナーに進入してしまったり、半クラッチが使えないためにアクセルだけで調整する車庫入れのぎこちないことったらありゃしない。「慣れ」の問題なのでしょうけれど、マニュアル・ミッションの車があるのならば、それに越したことはないという、今や絶滅危惧種の私たち夫婦なのです。

軽四駆というカテゴリーならば、その代名詞とも言えるクルマ、スズキのジムニーがまだ健在ではありますが、世の中のエコな風潮の中ではいささか設計の古い車ですから、このクルマもそう長くは生産されることはないでしょう。いずれ近いうちに、軽自動車でマニュアル・ミッションが選べるのは、「軽トラ」だけになってしまいそうです・・・。

私たちの世代は、例えば線路の「踏み切り」の中でガス欠などをおこして立ち往生してしまった場合、ギアを一速に入れてクラッチを踏まずにキーをひねってセルモーターを回し、そのモータのチカラで踏切内から脱出すべし!と教わったのですが、オートマ免許の人ってどういう風に教わっているんだろう?

いや待てヨ、今やキーを差し込まなくても、キーを持ってさえいればボタン一つでエンジンがかかる時代ではないですか。う〜ん、ますますややこしい。

便利になればなるほど、人間が介在できる余地が少なくなっていって、ちょっとしたことですぐお手上げになってしまうという今の時代。ケータイを落として失くしたらパニックになる若者たちは、本当にIT時代の勝者と呼べるのだろうか?などと、いまだにケータイを所持することなくサイフにテレホンカードを入れて持ち歩いている化石人間の私は思うのであります。

しかしながら、テレカを持っていても緑の公衆電話さえ見つからない今の時代。ケータイも持たず、ツイッター?なんですかそれは?などと言っている私がIT敗者と呼ばれるのは仕方のないことかもしれません。

敗者と呼ばれてもかまわない。このちょっと変人なオジサンのために、マニュアル・ミッションのクルマだけは10年後も途絶えさせないでくださいヨ〜!