「手入れ」っていい響きだと思いませんか?
英語で言えば「メンテナンス」っていうことになるんでしょうけれども、「手入れ」っていう言葉から伝わるニュアンスが、自分の大切なものをいかに愛しているかということを表してくれるような気がします。

で、私の本日の「手入れ」。
定休日である土曜日は、家族のための買い物や、我が家と実家の母の食料の買出しなどで時間が埋まってしまうことが多く、なかなか自分だけの趣味に時間をとることができません。今日は久しぶりに時間が採れそうだったので、昨年から実施したかったギターの手入れをすることにしました。

昨年オークションで入手したモーリスのギター。我が青春時代に製造されたビンテージギターです。以前このブログでも紹介したことがあったと思うのですが、それほど高い品ではないですが自分なりの思い入れがあって、今や決して手放すことのできない私の宝物の1つです。

入手したときから気になっていたことが2つ。
・コードを変えるときに、フレットの隅が左手にひっかかるところがある
・もうちょっと弦高が低いと弾きやすい

これを何とかしたかったのですが、今日ようやく手入れすることができました。



まずは弦を全部外したら、ネックの両端にマスキングテープを貼ってキズ防止。そして、金属加工の仕上げ用ヤスリを使ってフレットの両端をこすっていきます。左手でネックを握って、ネック上でスライドさせてもひっかかりがなくなればOKです。



続いては弦高調整。
ギターの弦が乗っかる「ブリッジ」という白い部品を外したら、平らなところに紙ヤスリを置いて、その上にブリッジを押し当てて動かします。削りすぎに注意しながら、適当なところまでやったら完了です。

購入しておいた新しい弦に張替え、さっそく試奏。
う〜ん、いい感じ。グッドです!
またまたギターを弾くのが楽しくなって、家族に白い目で見られながらも、ジャカジャカとギターを弾き鳴らす日が続きそうです。

中学生の頃、私は卓球部に所属していたのですが、部員たちは皆、自分のマイラケットを握りの部分をカッターで切り込みを入れてヤスリで磨き、自分のもっとも握りやすいように加工していたものです。まさに「手入れ」の原点ですね。自分だけのスペシャルな道具なのですから、手入れにもコダワリたいものです。