11月の限定販売豆のお知らせです。

本日よりイエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート(ハイロースト)の販売を開始しました。

通常ランナップのエチオピア・イルガチェフのナチュラル、先月の限定販売豆のコスタリカ・タラス・スカーレットマコーに続く、いわばナチュラル3作のトリを務めるかたちで販売させていただきますイエメンのナチュラル豆。

イエメンのコーヒーといってもピンとこない方は、「モカ・マタリ」という名前を聞いたら「ああ〜、それのことですか」と思われる方も多いかと思います。

高級コーヒー豆の代表として多くのコーヒー通から愛されてきたモカ・マタリ。「マタリ」とはまさに今回の豆の生産地であるバニーマタル地域のマタルというところから名付けられているのです。

今でも屋根の上でコーヒーチェリーを乾燥させるという方法を守り続けているイエメンの少数農家が作り出すこのコーヒーは、ナチュラル精製ならではのフルーティーさを持ちながらも、カカオの酸味を感じる味わいで、その味わいから「フルーツ・チョコレート」という名前が冠されています。

ナチュラル豆のフルーティーな醍醐味を味わっていただくためにはもちろんストレートで飲んでいただきたいところですが、今回の豆に関しては砂糖を加えて飲んでみるのもありかもしれません。



イエメンの豆は粒揃いはあまり良くなくて焼き上がりも色ムラが結構あったりします。故にハンドピックはかなり苦労します。しかしながらそこから生まれる唯一無二の味わいはやはり日本人が昔から愛してきたモカ・マタリでありまして、自家焙煎店としては苦労を強いられる豆ではあるのですが、多くのコーヒー・ファンの皆様に飲んでいただければ・・・と思うのであります。

イエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート
ハイロースト(中煎り)
¥1,200(100g・税別)

本日より店頭にて販売しております。


<<< 雑談 >>>

今日はアメリカ大リーグのワールド・シリーズの第7戦。最終戦までもつれ込んだロスアンジェルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズの頂上決戦でした。

ちょうど妻と店番を代わって昼食を食べる時間帯にインターネット・ライブが放送されていて、延長でドジャースの山本由伸が投げているところを観る事ができました。

大谷が先発して3ランを被弾するも、打線が自慢の一発攻勢で9回に追いつき、延長戦でトドメの一発で逆転。そして昨日先発の山本由伸が抑えてのワールド・チャンピオンという劇的なシナリオ。素晴らしい一戦でした。

敗れたトロント・ブルージェイズは大リーグでは唯一のカナダのチーム。ドジャースを下してチャンピオンになるまであと2アウトというところまで追い詰めたのですから、本当にいい戦いぶりでした。きっとカナダの全国民がTVに釘付けになっていたことでしょう。両チームに惜しみない拍手を贈ろうではありませんか。



野球観戦しながらいただいたコーヒーは、もちろん今月の限定豆であるモカ・マタリ。

そのフルーティーでコクのある味わいは、メジャーリーグの最終決戦をさらに盛り上げるための大きなスパイスとなってくれたことは言うまでもありません。