Category: 珈琲豆情報
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毎年、ちょっと贅沢な珈琲豆をお届けしている十色珈琲の12月の限定販売豆。
今年の珈琲豆は・・・

タンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャ
ハイロースト(中煎り)


近年、高級珈琲豆といえば・・・そう、ゲイシャ種です。エチオピアで偶発的に見つかった品種ですが、パナマやコロンビアなどに広がるとその圧倒的なクリーンな味わいから、あっという間にコーヒー界の頂点へと上りつめてしまいました。

今では様々な国で栽培されているゲイシャ種ですが、今回当店で販売させていただくのはタンザニア・ンゴロンゴロ地区産のゲイシャ。タンザニアのゲイシャってどんななのかな?とちょっとだけサンプルを仕入れて試飲してみたのですが、その味わいにはびっくりいたしました。



生豆はAB規格でちょっと小さめ。でも小さい分ピーベリーがたくさん混ざっていてコロコロとしていて可愛い感じ。でも粒揃いは良くて欠点豆はとても少ないです。

11月の限定販売豆のイエメン・バニーマタルはナチュラル精製でまるでフルーツの塊のようなフレーバーでした。それに対して今回のタンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャはフル・ウォッシュ精製。摘んだコーヒーチェリーを水洗機で果肉を落としてから乾燥工程入るタイプの精製です。その結果、ナチュラルとはまた違ったキャラクターが出てきます。

まず口に含んだ瞬間に感じるのは強い甘味。それを邪魔する他の要素が何もないので、その甘味がはっきりと際立って口の中に拡がります。ナチュラル精製だといろんな味わいが混在して味わいとなるのですが、それに対してウォッシュで仕上げたからこその高級品種の持つ甘味を全面に押し出すことにつながっている気がします。

ナチュラル品種のフレーバー感はすごいけれど、個性が強すぎて自分には合わないな・・・という方もいるかと思います。そんな方はぜひともこのタンザニア豆をお試しいただきたい。絶対に気に入るはずです。



口に拡がった甘味に遅れて酸味がやってきますが、それはあくまで穏やかで甘味の存在を消すほどの強さではありません。そしてスーっと消えていくかのような圧倒的な透明感。コーヒーを飲んだ後だというのに爽快感さえ残る味わいです。

その強い甘味、圧倒的なクリアネス。以前飲んだコーヒーにこんなのがあったなあ〜と思い出してみると、当店が過去に何度か販売したハワイコナ・エクストラファンシーの一番いい年のそれに似ているのだと思い出しました。でも、このゲイシャの方がその更に上をいく気がします。

当店での価格を見て「えっ高いな!」と思う方も多いはず。いえいえ、都心部のコーヒーショップで扱うゲイシャは¥3,000オーバーはあたり前で、¥4,000〜5,000もざらにあります。カフェで一杯のゲイシャコーヒーが¥2,000くらいはします。地方都市で夫婦2人でひっそりとやっているお店だからこその価格で提供させていただいているつもりです(ネットで調べてみてください。ギョッとするような価格が当たり前ですから・・・)

というわけで価格なのですが、たくさんの方にゲイシャを味わっていただきたいとの思いから、この限定豆だけは特別に50gから購入できるようにいたしました。100gで購入するほうがちょっとだけお得になります。

タンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャ
ハイロースト(中煎り)
¥980(50g・税別)
¥1,880(100g・税別)


いつもよりちょっと贅沢なゲイシャ・コーヒー。ぜひともお試しください!



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マンデリンの銘柄が変更になります。

今回販売させていただくのは、マンデリン・ポルン(フレンチ・ロースト)
今まで販売していたマンデリン・トバコと同様にインドネシア・スマトラ島のトバ湖周辺で採れる珈琲豆ですが、さらにそのエリア内にあるポルン地区で採れたもの。より小さなエリアで採れた豆のみを集めたスペシャリティー・コーヒーです。



マンデリンと言えば「スマトラ式」と呼ばれる他国とは異なる精製方法が特色で、その方式で精製された豆はグリーンの濃い硬質な輝きをまとったものとなります。そして味わいは独特なクセを生み出し、この味わいを一度気に入ってしまうと、他のコーヒーでは満足できなくなってしまいます。

今回のポルンももちろんスマトラ式で精製されており、その独特な「マンデリン感」はあるのですが、その後味は驚くほど爽快。奥行きのあるコクを堪能しつつもスッキリとした飲み心地という不思議な味わいを堪能することができます。

「ちょっとマンデリンのフレンチローストは苦手」という方にも、ぜひ一度試してもらいたいマンデリンです。

マンデリン・ポルン・フレンチロースト
¥700(100g・税別)




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今月の限定販売豆「イエメン・バニーマタル・フルーツチョコレート」、フルーティーな香りの中にカカオの香ばしさが混在したような唯一無二の味わい。モカ・マタリの名前で愛されてきた珈琲豆のその味わい、もうお試しいただけましたでしょうか?

モカ・マタリの話しをお客様としていたら「ああ、コーヒー・ルンバの歌詞にも出てきますよね」という話しでちょっと盛り上がりました。いろんな方がカバーしている曲ですが、私の年代だと鉄板なのは井上陽水さんのソレ。ちょっと変化球なのは当時アイドルだった荻野目洋子さんが歌ったバージョンあたりでしょうか。

他にどんな人が歌っているのか気になったので調べてみたら、福山雅治さんとかも歌ってるんですね。その味わいだけではなくて「モカ・マタリ」という言葉の響きが何とも言えずエキゾチックで、一度覚えたら忘れられない不思議な曲です。


今日の店主のランチは、そんなモカ・マタリの味わいを表現すべく、こんなトーストを焼いてみました。



全粒粉の食パンの上に乗せたのは自家製のブラムリー(青りんご)とキュウイフルーツのジャム、そしてチョコレート。説明するまでもなくイエメン・バニーマタル・フルーツチョコレートの”フルーツ+チョコレート”をイメージしたトーストです。
横にある目玉焼きは、最近マイブームでほとんど毎日焼いている”折り返した”目玉焼き。折り返すと半分になって黄身が見えなくなってしまいますので、これを”目玉焼き”と呼んでいいのかどうか迷うところですが・・・。

ジャムがトーストに合うのはもちろんですが、全粒粉食パンのカリッとした食感とチョコレートのマッチングがとてもよくて、これはいろんな方におすすめしたい食べ方です。ただ、昨今のチョコレートの価格の高騰はすざまじいものがありまして、なかなか気軽に買えない甘味となってきました。珈琲豆の価格も上がる一方ですし、これからの日本の食卓はどうなっていくのでしょうか?


現在、十色珈琲ではエチオピア・イルガチェフ・アリーチャ、そしてイエメン・バニーマタルと2種類のナチュラル精製の豆を取り扱っております。

エチオピアのピーチにちょっとだけイチゴを混ぜたような爽やかなフルーティーな香りに対して、イエメンの完熟マンゴーにカカオを加えたような濃厚な香り。両者の違いを比べながら飲んでみるのも面白いです。

イエメンは今月の限定豆ですし、エチオピアのナチュラルも仕入れたロットが年末〜年始くらいには終わりそうなので、その後はまたウォッシュ精製のものに切り替わる予定です。

イエメンとエチオピア、どちらも国の豆もかつて「モカ港」から出荷されていたことから「モカ」の名を冠されて販売されてきた経緯があります。ぜひとも両者の味わいを今のうちにご堪能ください。



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11月の限定販売豆のお知らせです。

本日よりイエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート(ハイロースト)の販売を開始しました。

通常ランナップのエチオピア・イルガチェフのナチュラル、先月の限定販売豆のコスタリカ・タラス・スカーレットマコーに続く、いわばナチュラル3作のトリを務めるかたちで販売させていただきますイエメンのナチュラル豆。

イエメンのコーヒーといってもピンとこない方は、「モカ・マタリ」という名前を聞いたら「ああ〜、それのことですか」と思われる方も多いかと思います。

高級コーヒー豆の代表として多くのコーヒー通から愛されてきたモカ・マタリ。「マタリ」とはまさに今回の豆の生産地であるバニーマタル地域のマタルというところから名付けられているのです。

今でも屋根の上でコーヒーチェリーを乾燥させるという方法を守り続けているイエメンの少数農家が作り出すこのコーヒーは、ナチュラル精製ならではのフルーティーさを持ちながらも、カカオの酸味を感じる味わいで、その味わいから「フルーツ・チョコレート」という名前が冠されています。

ナチュラル豆のフルーティーな醍醐味を味わっていただくためにはもちろんストレートで飲んでいただきたいところですが、今回の豆に関しては砂糖を加えて飲んでみるのもありかもしれません。



イエメンの豆は粒揃いはあまり良くなくて焼き上がりも色ムラが結構あったりします。故にハンドピックはかなり苦労します。しかしながらそこから生まれる唯一無二の味わいはやはり日本人が昔から愛してきたモカ・マタリでありまして、自家焙煎店としては苦労を強いられる豆ではあるのですが、多くのコーヒー・ファンの皆様に飲んでいただければ・・・と思うのであります。

イエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート
ハイロースト(中煎り)
¥1,200(100g・税別)

本日より店頭にて販売しております。


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今日はアメリカ大リーグのワールド・シリーズの第7戦。最終戦までもつれ込んだロスアンジェルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズの頂上決戦でした。

ちょうど妻と店番を代わって昼食を食べる時間帯にインターネット・ライブが放送されていて、延長でドジャースの山本由伸が投げているところを観る事ができました。

大谷が先発して3ランを被弾するも、打線が自慢の一発攻勢で9回に追いつき、延長戦でトドメの一発で逆転。そして昨日先発の山本由伸が抑えてのワールド・チャンピオンという劇的なシナリオ。素晴らしい一戦でした。

敗れたトロント・ブルージェイズは大リーグでは唯一のカナダのチーム。ドジャースを下してチャンピオンになるまであと2アウトというところまで追い詰めたのですから、本当にいい戦いぶりでした。きっとカナダの全国民がTVに釘付けになっていたことでしょう。両チームに惜しみない拍手を贈ろうではありませんか。



野球観戦しながらいただいたコーヒーは、もちろん今月の限定豆であるモカ・マタリ。

そのフルーティーでコクのある味わいは、メジャーリーグの最終決戦をさらに盛り上げるための大きなスパイスとなってくれたことは言うまでもありません。



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本日よりブラジル・手摘み完熟のニュークロップ(新豆)の販売を開始しました。

ブラジルの新豆は12月から翌1月くらいにかけて日本にやってくるのが普通なのですが、採れたての豆をいち早く日本に持ってきたものが一番摘み。この季節はこれを楽しみにされているお客様もいらっしゃるかと思います。

ブラジルのコーヒー農園では、熟したコーヒーチェリーを機械で摘み取るのですが当店で仕入れている豆は熟した実を手で摘み取ったもの。だからこそ苦いイメージの強いブラジル豆ですが、甘味の強いコクのあるコーヒーとなるのです。

今年の手摘み完熟の一番摘み、粒揃いもよく昨年のものより若干大きい気がします。試飲してみましたが例年に増して甘味が乗っていて、ちょっとチョコレートっぽい後味を感じます。



この時期ならではの「一番摘み」をぜひとも味わってみてください。

円安が継続していることもあり、仕入れ値は今年も上昇傾向にあり、今年のブラジル豆も値上げせざるをえませんので、その点はご理解とご了承をいただければと思います。

ブラジル手摘み完熟・一番摘み
フルシティー・ロースト(深煎り)
¥640(税別・100g)

本日より販売しております。



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本日より当店の定番ラインナップの1つ、エチオピア・イルガチェフ・G1がナチュラル精製の豆に変更となりました。

エチオピア・イルガチェフ・G1
アリーチャ・ナチュラル

ハイロースト(中煎り)
¥700(100g・税別)



イルガチェフらしいハーブのような爽やかさの中に、ピーチを思わせる酸味と甘味が楽しめます。


試飲も兼ねて店主のランチ時にいただきました。



上記でも説明したようにちょっとピーチを感じる余韻が残って、今月の限定販売豆であるコスタリカのナチュラルとはまた違ったナチュラルの美味しさを堪能することができます。

濃密なコクのコスタリカに対して爽やかなエチオピア。
みなさんはどちらが好みでしょうか?

エチオピア・イルガチェフのナチュラルは、年内いっぱいくらいは販売できる量を確保しましたので、ナチュラル派の方は今のうちに楽しんでください。
その後はまたウォッシュ精製の豆に切り替わります。どちらも甲乙つけ難いのであります。



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今月の限定販売豆がちょっと早めに完売となりましたので、10月の限定豆を本日より繰り上げて販売を開始しました。

コスタリカ・タラス・スカーレットマコー・ナチュラル
¥800(100g・税別)

ハイロースト(中煎り)での提供となります。

今回はフルーティーさをたっぷりと味わっていただけるナチュラル精製の豆です。生豆の状態でも甘い香りが漂ってきて幸せな気分。



中米はナチュラル精製に向かいない気象条件ということですが、それを克服してこんなに美味しいナチュラル精製のコーヒーに仕上げてくるその努力には敬意を払いたいところであります。

久しぶりのフルーティーさたっぷりのコーヒーですので、ぜひともご賞味いただければと思います。



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今月の限定豆、ペルー・チリノス・クリストバル、完売しました。
爽やかでとても飲みやすいコーヒーで、夏にぴったりのコーヒーだったように思います。

来月はコスタリカのナチュラルを販売予定です。詳細はまた後日・・・

10月1日からの販売予定ですが、もしかしたらフライングでちょっと早く販売するかもしせません。


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先日ようやく乾燥ポルチーニとドライトマトを使ったパスタを作りました。ちょっと緑の野菜も入れかったのでズッキーニも入れたバージョンで作りました。



乾燥させることで味が凝縮されるのはキノコもトマトも一緒。とても濃厚なコクのある味わいを堪能できました。もう1回作れるくらいの量のポルチーニが余ってますので、まだこの味を楽しめるかと思うと嬉しいですね。

本当にわざわざキノコを採って届けてくださったHさんに感謝です。ありがとうございました。



09/17:

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本日よりカフェインレスコーヒー豆の銘柄が変わりました。

ブラジル・カルモデミナス・ナチュラル・No2

天日乾燥のナチュラル精製豆を、メキシコのデスカメックス社でデカフェ加工してあります。
オリサバ山から流れる山水を使ったマウンテンウォータープロセス」により97.7%カフェイン除去されています。



焦がしキャラメルのような香ばしさ&ビター感が特徴です。

カフェイン摂取を制限している方、体質的にカフェインが苦手の方等に、気兼ねなく飲んでいただきたいデカフェ豆です。

680円/100g(税別)にて販売中です。

よろしくお願いします。



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今月の限定販売豆のお知らせです。

ペルー・チリノス・クリストバル
ハイロースト(中煎り)
¥780(100g・税別)


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珈琲を楽しむ理由の1つが、世界の様々な国に思いを馳せながら味わえること。そういう意味では南米ペルーの珈琲豆などは最有力候補となるコーヒーかと思います。

ペルーといえば真っ先に思い浮かべるがマチュピチュ。15世紀から16世紀にかけて南米のアンデス地方に栄えた先住民の国家「インカ帝国」が築いたとされる都市。スペインによる侵攻と伝染病の流行により1500年代に滅びたとされるその文明は、様々な遺跡などから連想されるとても神秘的なものです。

アンデス山脈の山々の中で生活した山の民は、日々どんな思いで暮らしていたのでしょう。そんな事を考えながらいただくペルーの珈琲は、ただ何も考えずにいただくコーヒーの味とはまた違って感じる気がします。

ペルー北部にあるカハマルカ県。県都カハマルカは、栄華を極めたインカ帝国の最後の皇帝となったアタワルパが捕えられた終焉の地として知られています。チリノスはそこからさらに北上したところにある小さな町。インカ帝国時代を築いたケチュア族の人々が多く暮らしています。チリノス組合に属するクリストバル農園もそんなケチュア族の子孫がコーヒーを栽培しています。

ハイロースト(中煎り)で焼き上げたペルーのコーヒーは、ハーブのような爽やかな酸味の中に、カシスや若干のオレンジのニュアンスを感じる、そんなコーヒーです。
ぜひともインカ帝国が栄えていた時代を思い描きながら味わっていただければと思います。



9月は以下のようにお休みさせていただきます

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本日より、ガテマラ豆の銘柄が変更になりました。

当店の通常販売豆の中でも香りが良いということで人気のあるガテマラ産の珈琲豆。今まで取り扱ってきたのは、アンティグア地区、ウエウエテナンゴ地区などの豆が中心でした。今回は首都ガテマラにほど近いフライハーネス地区の珈琲豆です。

アンティグア地区ほど名の知れた産地ではありませんが、フライハーネスもガテマラを代表する珈琲豆の産地。数が減りつつあるブルボン種の珈琲豆の栽培にも意欲的な生産者が多い地域ということで、今回の販売豆もブルボン種とカツーラ種の混合となっています。等級はもちろんガテマラ豆の最高級グレードであるSHBです。

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ガテマラらしいカカオの香味を感じる酸味があり、口当たりはとてもスムース。誰にでも飲みやすい珈琲だと思います。

ガテマラ・フライハーネス(シティー・ロースト)
¥680(税別・100g)


本日より店頭にて販売しております。



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連日の猛暑が続いておりますが、皆様お体の調子は大丈夫でしょうか?

私はスイカを食べたり、自家製の梅シロップを炭酸水で割って飲んだりして水分補給を怠らないようにして過ごしております。もちろん、どんなに暑い日でも朝は自分でドリップしたホットコーヒー。大学生の頃から毎日続けている習慣ですから、これがないと1日が始まりません。

今日から8月ということで、店頭では今月の限定販売豆を販売開始しております。

タンザニア・AA・スノートップ
シティー・ロースト(やや深煎り)
¥780(100g /税別)

今までも何度か販売してきたこの珈琲豆ですが、やはりキリマンジャロの名で親しまれてきたタンザニア・コーヒーは、どうしても定期的に仕入れたくなります。



今年の4月にタンザニア・ムベア・アフリカンキャノピーという同国の珈琲豆を販売させていただきましたが、その時はフルシティー・ロースト(深煎り)での提供でした。これもご好評いただいたのですが、今回は店主がキリマンジャロでは一番バランスが良いと感じているシティー・ロースト(やや深煎り)での提供となります。

浅煎り〜中煎りでのフレッシュな酸味を十二分に含んだ味わいも捨てがたいのですが、やや深煎りくらいから感じることができる「焦がしキャラメル」のような甘味をともなうまったりとしたコクと軽い苦味がとても美味しいと思います。

浅煎りから極深煎りまでどの領域でも堪能できる珈琲豆ではありますが、今回は十色珈琲店主が「王道」として推しているシティー・ローストでのキリマンジャロをご堪能いただければと思っております。


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先日のとある夜、三日月を鑑賞しながら夕食を食べたいな・・・と思いまして、妻に頼んでお弁当を作ってもらい、ちょっと小高い丘の上で夜景を見ながら夕飯を食べてきました。



どこかに出かける際にサンドウィッチを作って行くことはたまにありましたが、お弁当を持って出かけるのはかなり久しぶり。ましてや夜にお弁当を持って出かけるなんていうのは初めての経験でした。でも、これが以外と楽しかったのです。標高が少し高くなるせいか、水場が近くにないからなのか、あの憎き「蚊」にも遭遇せずに三日月をじっくりと堪能することができました。

お弁当のおかずは卵焼きと鶏の唐揚げ、そして白ごはんには梅干しとお漬物を添えるという定番中の定番です。幼きころから慣れしたんだお弁当のスタイルはもう心と体に染み付いてしまっていますので、いつまでたってもこの内容のお弁当が食べたくなってしまうのでありました。



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カフェインレス・コーヒーの銘柄が本日より変更になりました。

アマレロ・ブルボン・カフェインレス・シティーロースト
¥640(100g・税別)



ブラジル・ミナスジェライス州のドナネネン農園の豆です。黄色く熟するアマレロ・ブルボン種の珈琲豆を、高度なスイスウォーター・プロセスを用いてカフェインを99.9パーセント除去しています。

希少なアマレロ・ブルボンのカフェインレスということで、普段はデカフェは飲まないよ・・・という方にもぜひお試しいただきたい珈琲豆です。


いつもはカフェ・オレで昼食をいただく店主でありますが、本日は試飲を兼ねてカフェインレスを淹れてみました。



個性的な味わいこそありませんが、とても穏やかで優しい味わい。苦味・酸味ともにいい感じに角が取れていて、夜の食後にいただくにはちょうどいいように思いました。

世界的に需要が伸びてきているカフェインレスの市場。高品質なカフェインレス珈琲豆は、なかなか通年確保するのが難しい状況です。こちらの豆も数ヶ月で終売となる予定ですので気になる方は今のうちに味わっておいてください。



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今月の限定販売豆のお知らせです。


中央アメリカの中部に位置するエルサルバドル共和国、ベジャビスタ農園の珈琲豆です。

パカマラと呼ばれる、パーカス種とマラゴジッペ種の交配によって生まれた品種の珈琲で、大粒な品種であるマラゴジッペの遺伝子を引き継いだパカマラもまた大粒な珈琲豆です。

採取した珈琲豆を果肉を付けたまま乾燥させるナチュラルプロセスで仕上げられたこの豆は、若干の柑橘系やベリーを連想させるような穏やかな酸味と、柔らかなクリーミーな口当たりが特徴です。コクはそれほど強くありませんので、比較的ライトな味わいのコーヒーです。

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大粒で茶色い薄皮が残った状態の生豆はまるでポップコーンのようで微笑ましい姿です。


エルサルバドル・パカマラ・ナチュラル・ハイロースト
¥740(100g・税別)

本日より店頭で販売しております!



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この数ヶ月間販売してまいりましたエチオピア・イルガチェフ・コチャレ・ナチュラルが終売になり、以前取り扱っていたチェルベサ・ウォッシュへと変更になりました。



ナチュラルのフルーティー感がたまらないというお客様も多いのですが、ウォッシュ精製のイルガチェフのハーブのような爽快感も店主は大好きです。甲乙つけ難いので両方取り扱ってしまえば話しは早いのですが、何せ小さな店ですので・・・

また数ヶ月はウォッシュタイプのイルガチェフを販売しますが、その後またナチュラル豆の販売を予定しております。エチオピア・イルガチェフのファンの方は、ウォッシュとナチュラルの味の違いなども含めて、両者を楽しんでいただければと思います。

エチオピア・イルガチェフ・チェルベサ・ハイロースト
¥680(100g・税別)


本日より販売しております。



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本日よりガテマラの銘柄が変更になりました。

ガテマラ・アンティグア アルト・デ・メディナ農園
シティー・ロースト
¥640(100g・税別)

高品質な珈琲豆の産地として名高いガテマラ・アンティグア地区のコーヒー豆です。ガテマラらしい香味がしっかりあり、酸味は少し渋みを伴う柔らかな感じです。



アルト・デ・メディナ農園は、設備も近代的で自社精選で全工程を完結できる農園だということで、豆揃いもとてもよくて欠点豆の混入も少ない良質な珈琲豆です。

ガテマラも不作の年が続いたりした影響もあり、なかなか以前のように通年同じ銘柄を取り扱うことが難しくなっております。今回のアンティグアも十分な量は確保できませんでしたので、2ヶ月後くらいにはまた違った銘柄を取り扱うことになりそうです。

ガテマラが好きなお客様は、今のうちにアンティグア地区の珈琲豆を堪能しておいてください。



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昨日の店主のランチ。たまたま午前中にお越しいただいたお客様が、立ち寄った農産物の直売所で今年の初物のブルーベリーが売っていたということで、当店にもお裾分けを持ってきてくださいました。ありがとうございます。

7月〜8月は自分でもブルーベリーはよく購入するのですが、いつもジャム加工用の小粒でたくさん入っていて安いやつを買うばっかりでありまして、今回いただいたような大粒なものはあまり買ったためしがありません。



やはり大粒なものはとっても甘くて美味しいですね。いつもと同じトーストとサラダとコーヒーというシンプルな昼食も、ブルーベリーの青が加わるだけでとても華やかになります。

猛暑の夏は苦手ですが、ブルーベリーやスイカなど、旬のものをたくさんいただいて乗り切りたいと思います。



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今月の限定販売豆のお知らせです。

スラウェシ・タナルウ・レッドハニー(シティーロースト)
¥780(税抜・100g)

インドネシア・スラウェシ島のルウ・トラジュク村の珈琲豆です。スラウェシ島といえばトラジャ地区の「トラジャ・コーヒー」が有名なのですが、そのトラジャをはじめほとんどのコーヒーが水洗式で精製されています。それに対して今回のレッドハニーは「ハニー精製」の豆。

もう当店のお客様には説明の必要はないかもしれませんが、果肉を除去したあとに種のまわりについているミューレージと呼ばれる「ぬめり」はあえて残して乾燥工程をおこない精製するのがハニー方式。

技術的にも高度な処理をおこなっているこの地区の農園なのですが、2021年のコーヒー品評会に入選するなど、確実に実績を残してきているエリアです。



今回はやや深煎り(シティーロースト)での焙煎でのご提供となります。口に含んだ瞬間に深いコクを感じます。ここはトラジャにも似ている印象。しかし、最初に感じる程よい苦味はすぐに淡いピーチのような上品でほのかな甘味をともなった酸味へと変わります。ハニー精製ならではのちょっとトロっとした飲み心地です。ご堪能いただければと思います。

スラウェシ・タナルウ・レッドハニー、本日より店頭にて販売しております。


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店主は趣味でギターを弾くのですが(へたくそです・・・)、最近はギターの修理をするのが楽しくて、夕食後の空き時間などにちょっとした修理などをして楽しんでいます。

最近中古でエレキギターを1本購入したのですが、よく見たらナットと呼ばれるギターの弦を乗せる鞍の部分が一部欠けているのを見つけました。ここはとても重要な部分で、素人が簡単に修理など手を出してはいけない部分なのですが、無謀にもナットの交換に挑戦してみることに。

写真ではわかりにくいですが、赤丸の部分が一部欠けています。


欠けてしまったナットは樹脂製。まあ無理な力が加われば欠けてしまうのも納得です。これを「喰い切り」と呼ばれるなかなか物騒な名前がついたニッパーとペンチを合わせたような工具を使って抜き取ります。ナットがなくなった場所は、古い接着剤とかが残っていますので、それを棒ヤスリなどで綺麗にします。


交換するナットの素材は牛骨を選びました。昔は象牙が高級ギターの定番だったらしいですが、象牙がワシントン条約で輸出してはいけないということになってからは、牛骨を使うのが定番となっているようです。しかも今回のナットはオイル漬け。牛骨を一定期間オイルに漬けておくことで骨の内部にまでオイルが浸透して、接する弦のスベリが良くなるらしいです。なかなか奥深い世界です。


ナットを交換するところまでは「喰い切り」さえ持っていれば誰にでもできる作業なのですが、難しいのはこのナットに弦を乗せるための溝を切っていく作業。私はあらかじめ溝が掘られたナットを購入しましたが、これを1弦から6弦までの各弦が適切な高さになるまで溝を掘り込んで調整していくのはなかなか難しい作業。浅ければ弦を押さえる力がたくさん必要となり弾きにくいギターになってしまいますし、逆に溝が深すぎると弦がペタペタとフレットに当たってしまって音が響かなくなります。

いろんな思い当たる工具を総動員して調節して何とか弾けるレベルで調整しましたが、まだ追い込まなくてはいけないなと思っています。でもスンナリいかないからこそ楽しいのですよね。でも、ナット交換はできればやらない方がいいですよ(笑)

牛骨オイル漬けナットに交換したギターの音は、サスティーン(音の伸び)が効いてなかなか良い感じ。更に微調整してもっと弾きやすいギターへと成長させていきたいと思います。





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今日から5月。新緑が美しい季節ですね。こんな季節にぴったりの今月の限定豆を紹介いたします。

ブラジル・ビスタアレグレ農園
ナチュラル・パイナップルハニー・No.2




ブラジル・ビスタアレグレ農園のナチュラル精製の珈琲豆をハイロースト(中煎り)で焼き上げました。

果肉をつけたまま天日干しにすることで強い果実感が出るのがナチュラル豆の特徴ですが、こちらの珈琲豆はスッキリとしたシャープで切れのある酸味が特徴で、強い果実感というよりも、その後味はまるでパインのような爽やかさです。口に含んだ瞬間に感じる強めの酸味はほどなく口の中から消え、その後はほのかな甘みが余韻として残ります。

評価が高いスペシャリティー・コーヒーは、果実感の塊のような例えばイエメンのナチュラルだったり、ゲイシャ種のベリー感を思わせるものだったりする、味わいがハッキリしているものがわかりやすいです。

それに対してハワイコナ・エクストラファンシーや、ジャマイカのブルーマウンテンだったり、喉を流れ落ちていくような透明感、まったく雑味を感じさせないスッキリとした味わいもまた評価が高いコーヒー豆です。

今回のパイナップルハニーは、どちらかというと後者のジャンルに入るようなスッキリ系の珈琲豆です。ちょうど当店で最近販売開始したエチオピア・イルガチェフ・コチャレのナチュラルとは対照的な味わいです。

パイナップルハニーとイルガチェフ・コチャレ、2種類のナチュラル精製豆を飲み比べて味わいの違いを楽しむのもいいかもしれませんね。

ブラジル・ビスタアレグレ農園
ナチュラル・パイナップルハニー・No.2
¥780(100g・税別)


本日より販売開始です。




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店主もお気に入りのエチオピア豆「イルガチェフ・チェルベサ」ですが、新豆に切り替わる時期ということでいったん販売終了となります。
しばらくしたら新豆が入荷しますので、それまではいつもと違う感じのエチオピア豆を仕入れることにしました。

というわけで、本日より店頭にて「エチオピア・イルガチェフ・G1・ナチュラル・コチャレ」を販売しております。



名前からわかるようにナチュラル精製の豆ですから、とても香りがいいです。いつものイルガチェフの香りにちょっとだけバニラを混ぜたような香りがします。

店主自身はウォッシュ精製のスッキリしたエチオピアの方が好みなのですが、「ナチュラルはないですか?」と聞かれることもしばしば。ナチュラルならではの深い味わいがお好きな方はたくさんいらっしゃるようですから、この機会にエチオピアのナチュラルをご堪能いただければと思います。



昨日のランチではクロワッサンとともにいただきました。
クロワッサンのバター風味にも負けない力強いアロマはなかなか面白い組み合わせで楽しめました。

エチオピア・イルガチェフ・G1・ナチュラル・コチャレ
ハイロースト(中煎り)にて¥680(100g・税別)にて販売中です。


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桜の花もあっという間に終わってしまってちょっと寂しい気持ちだったのですが、今年は花桃を見に行こうということで「信州みのわ花街道」までドライブに行ってきました。

花桃の名所は阿智村だったり上田だったりといくつかの場所があって、我が家の候補にもあがったのですが、あまり人が多いのも嫌だったので、車窓からきれいな花を眺められる「信州みのわ花街道」を選びました。いつも伊那方面に行く時に休憩で立ち寄る「みのわテラス」から近いということもあって、気軽にドライブに行くには最適な場所です。



一応ポットにコーヒーを詰めていったのですが、公園と違って腰を下ろしてのんびりと花を眺められそうな場所はみつからなかったので、今回はちょっとだけ下車してビデオや写真を撮って花桃を堪能しました。

ゴールデンウィークも始まりました。みなさんいろんな場所にお出かけになるのかな?

十色珈琲はゴールデンウィーク中もがんばって営業しますよ〜
皆様のお越しをお待ち申し上げております!



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今月の限定豆のお知らせです。
今月はアフリカ大陸の豆を扱いたいな〜と思いまして、タンザニアの北部ムベア地方の豆を選びました。

キリマンジャロ山を望むタンザニアの南部と比べると、北部はコーヒーの栽培には気象条件が厳しいエリアで、十分な水量を確保するのもなかなか難しいところなのだそうです。

そこで現地の方々は「キャノピープロジェクト」という試みで、コーヒーの木が日陰になるような大きな木を植えていき、徐々にコーヒー栽培の環境を良いもににするように取り組んできました。キャノピーは、影を作るための「ひさし」などを意味する英語です。



そんな取り組みの成果もあって、タンザニア北部のコーヒーもとても品質の良いものがたくさん採れるようになったようです。当店が仕入れる豆は当然ながら高級なAAグレードのタンザニア豆。生豆の粒揃いも素晴らしく、もちろん焙煎後の味わいも素晴らしいコーヒーです。

浅煎りから中煎りの領域ではとても強い酸味を持つタンザニアコーヒーですが、深煎りの領域では甘みと香味が増してとてもまろやかな味わいになります。深煎りですから苦味も感じるのですが、まろやかな酸味と甘みが加わって、まるでハイカカオのような味を感じます。ブラックでも美味しいし、ちょっとだけ砂糖を足してみるのもいいかもしれません。



今日のランチはさっそくタンザニアをいただいてみました。深煎りなのでコクも十分にあって、とても満足感のある後味でした。

タンザニア・ムベア・アフリカンキャノピーAA
フルシティー・ロースト
¥780(100g・税別)

本日より販売しております。


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上の写真に写っているマグカップはダイソーの Standard Productsシリーズのカップ。妻が愛用していたマグを私の不注意で割ってしまったため、自分が使っているブラウンのマグとお揃いの色違いを購入しました。

ダイソーに行ったら、あるはずの場所にもうこのシリーズのマグが置いてなくて焦りましたが、陳列棚の一番上に2つだけディスプレイされているのを発見して、店員さんにお願いして取ってもらいました。もう廃番になってしまったのか、それとも仕入れが一時的に止まっているのか、いずれにしても何とか購入できて一安心しました。