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Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
苦味の中に程よいコクと甘みがあり、ストレートでよし、ミルクを入れてよし、ケーキとの相性もよし、ということで当店でもファンの多い「ブラジル・ショコラ」。今日は残念なお知らせですが、当店での販売価格を改定させていただきます。

ちょうど1年前くらいに、コーヒー生豆の価格高騰のニュースが連日のように報道されておりました。当店でも何種類かの豆の値段を値上げせざるを得ませんでした。

ブラジル豆に関しても、その生豆の値上がり幅はかなりのものだったのですが、仕入れ先の商社様に相談して、年間契約を結ばせていただきまして、値上がり前の価格にて生豆をキープすることができました。数百キロという量での契約ですので、「万が一」の時を考えると当店にもリスクはあるのですが、なんとか価格を維持するための策でありました。

その契約した量のコーヒー生豆を使いきりまして、現時点での相場にて仕入れなくてはならなくなり、ブラジル豆に関しましてもどうしても価格改定に踏み切らざるを得なくなってしまったのです。ブラジルのプレミアムコーヒーのファンは多いので、私としても頭が痛いところなのですが、どうかご了承いただければ幸いです。

そんなワケで、2月1日より、ブラジル・ショコラ100gのお値段を¥420から¥450へ価格改定させていただきます。


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
冬季限定で販売させていただいている「エクアドル・ビルカバンバ」ですが、「香りがイイ」「コクがある」等、ご好評の声をチラホラといただいております。

焙煎したては結構酸味が強いのですが、翌日になると甘みが増してコクが増して、酸味もちょうどよいバランスで感じられるように変化します。コクの強いコーヒーですので、ケーキとも相性が良さそう。

というわけで、今夜のデザートはパティスリーICHiEさんのチーズタルトをエクアドル・ビルカバンバとコラボさせてみました。



これがまた合うんです。
酸味よりも苦み主体のブラジル豆なんかがスイーツに合うのは当然なんですが、チーズケーキにはレモンなどを加えることでも分かるように、若干の酸味は相性が良いのです。コクのあるアクアドル豆は、すっきりとしたチーズの味とよ〜くからみあって、絶妙のコラボレーションですヨ!


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
コーヒーを生産している国は、実に60カ国以上。私たち日本人が口にできるのは、生産が安定した国のコーヒー豆が中心ですので、まだまだ未知のコーヒー豆があります。

今回、当店で期間限定で販売するのは、ガラパゴス諸島を領有する国でもある「エクアドル」です。南米大陸のコロンビアやペルーと隣接する赤道直下の共和国です。

エクアドルのコーヒー豆は、私も取り扱うのは初めて。豆の粒はそれほど大きくはありませんが、粒揃いはなかなか良くて、グリーンは中間的な色合いです。サンプルを焙煎してみた限りでは、欠点豆もそれほど多くなくてとても優良な豆という印象。

肝心の味は・・・なかなか面白みのあるコーヒーです。
やや深炒りのシティ・ローストにしたのですが、酸味はしっかりと残っていています。しかし苦味もしっかりと乗っているので、酸味と苦味の調和が面白い。熱い時と、冷めてきた時とで、だいぶ味の印象が変わってきます。ちょっとスパイスのような味わいもあって、なかなか新鮮な味わいでした。香りがとても良いことも好印象です。



ガラパゴスがある国だから・・・ということで、ラベルには何か動物をデザインしたものにしようかと思いましたが、動物の絵柄だとちょっと生々しかったので、蝶のシルエットがデザインされているものにしました。今までのウチのラベルにはなかった感じのラベルで、ちょっと面白い感じに仕上がっています。コーヒーの味とあわせて、皆さんには新鮮に感じてもらえるのではないでしょうか。

というワケで「エクアドル・ビルカバンバ」、冬季限定にて販売開始です!
¥500/100gナリ。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
元広島カープのエースで、メジャーリーグのLAドジャースからの移籍先を探していた黒田投手。NYヤンキース入りが確定したという報道。

広島から巣立ったエースが、メジャーリーグという大舞台に挑戦して、そして自らの努力で結果を残し、ヤンキースという名門から声がかかるまでになった・・・これはファンとしては大いに喜ぶべきことであります。しかし・・・。今年は広島カープに戻ってきて、今年こそは広島を優勝jへと導いてくれるリーダーになってくれると信じていただけに、ちょっとばかり残念な気持ちがないわけではありません。

私が愛する広島カープは、もうかれこれ20年も優勝していない。まだ歴史の浅い楽天イーグルスを除けば、一番優勝から遠のいてしまっているチームなのです。「黒田が帰ってくれば・・・」と、淡い期待をしてしまうのも無理がないというものでしょう。


私が子どもの頃、少年たちの放課後といえば草野球というのが当たり前の日常でした。当時は肥満体系で運動はまったくの苦手だった私も、皆の足手まといになりながらも、毎日白球を追いかけたものです。

おそらく自分の個性みたいなものが強くなってくる時期、小学校の3〜4年くらいの頃、私は広島カープのファンになりました。昭和50年、広島カープがセリーグを制し「赤ヘル旋風」と呼ばれた年のことです。まわりの友達は圧倒的に巨人ファンが多かったのですが、私は父がヤクルトスワローズのファンだったこともあって「アンチ巨人」の下地は十分に持っていたのでしょう。そこへきて「赤ヘル旋風」です。

私は「C」のマークの入った真っ赤な広島カープの野球帽を買ってもらい、それを被って毎日学校へと登校していったのです。かくして、長野県の真ん中に住んでいながらも遠く離れた地の広島カープを熱狂的に愛する少年が誕生したのでした。

放課後になると私たちはランドセルの中に隠してあって「マイユニフォーム」を取り出して、それに颯爽と袖を通しました。何てことはない、白いTシャツに自分たちでマジックで「CARP」とか「TIGERS」だとかを書いて、そして背中にお気に入りの選手の背番号を書き込んだだけのものです。私の「マイユニフォーム」の背番号は「8」。山本浩二の「8」でした。

広島カープを愛し、たくさんの選手の熱いプレーに見入ってきました。
山本浩二の華麗なホームラン。
鉄人・衣笠の連続試合出場。
伝説になった江夏の21球。
そして若くしてこの世を去った「炎のストッパー」津田の剛球。

でも、ちょっとばかり昔のような「広島熱」にうなされなくなったのは、「FA制度」によって広島の中心選手が他のチームに行って活躍することが多くなってしまったからでしょうか。
巨人のコーチになった川口投手や江藤選手。そして阪神でも活躍している金本選手や新井選手。生え抜きの選手たちがチームを離れていってしまうのは、やはり寂しいものであります。

月日は流れ、広島カープの監督は何と私と同じ年の野村謙二郎さんの時代となりました(!)。かつては年上のスター選手に憧れたものですが、今や自分より年上の選手はもういないのです。それでも「孤高のサムライ」と評される前田智徳選手のような選手がいる間は、広島カープのファンをやめるワケにはいきません!

黒田投手も、「日本球界に復帰するなら広島で」と公言している選手。私が黒田というピッチャーに心酔するのは、前田智徳選手同様にサムライの匂いを感じるからに他なりません。前田選手も出場機会が年々減ってきているだけに、前田+黒田という黄金のタッグが見られるチャンスはそんなにたくさんないと思われます。そういう意味でも、今年は広島でプレーして欲しかったのですが・・・

しかし、黒田が選んだ道であれば、これは心から応援しましょう。
私がニューヨーク・ヤンキースのファンになる時が来るなんて思いもしませんでしたが、今年は広島カープ同様にNYヤンキースを応援しますヨ!

がんばれ、KURO!!!


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
年が明けてから、当店の生命線である「焙煎機」の調子がどうもよろしくない。強制排気させるファンがついているので、焙煎によって発生する煙は、エントツを通じて屋外に排出されるのですが、どうも排気が完全な状態でないようなのです。

焙煎機の原理はいたってシンプルで、オーブンで調理するのを連想されるとよろしいかと思います。まずは15分ほど予熱してあげて、釜内の温度を200℃まで上昇させます。そこへ生豆を投入。そうすると釜内の温度は100℃くらいに低下します。焙煎していくことで、この温度をふたたび200℃前後になるまで上昇させていくのです。

時間にして12〜13分くらいが標準的な焙煎の所要時間です。その所要時間の長さの調整で、焼きあがった豆の味も変わってくるのですが、その調整をおこなうのが「火力」と「排気弁の開閉」の2つです。排気がうまくいかないと、その微妙な焙煎人の手腕が発揮できなくなってしまいます。

しかし、
年明けからは焙煎にかかる時間がちょっと短いような・・・
煙が少し室内にも充満しているような・・・
年末まではこんな症状はなかったのに・・・

ということで、これは排気が不完全であるのに違いない!という見当をたてたわけですが、それを改善すべく、今朝の焙煎前に焙煎機の排気部分を分解作業・・・

すると、予想通り、細いエントツ内部に珈琲豆の薄皮などが積もって層になって、排気が通っていく空間を著しく狭くしていることが判明。用意しておいたワイヤーブラシでゴシゴシと磨いて、やっと元のような排気空間を確保することができました。朝から疲れました。ヤレヤレです。

そんな状況を妻に説明したら、「動脈硬化みたいな感じ?」と聞いてきました。
いや、うまいこと言うもんだと関心したわけです。
朝から笑わせてもらいました。


しかし、笑い事ではなくて、動脈硬化というヤツは40代後半くらいからの発症率がぐんと高くなる病気です。特に男性に圧倒的に多いらしいです。喫煙がもっともイケナイ危険因子ですので、40過ぎたらタバコはきっぱりとやめましょう!私は今まで喫煙歴はゼロですから、そこのところだけは自信があるのですが、何せ甘いものが大好きで、運動不足なことこの上ない日々ですから、楽観視はできませんが・・・。


01/06: 小寒

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
今日の暦は「小寒」。
これからもっとも寒い時期に入るという暦です。

それに合わせたかのように、今日の松本平の朝の気温は氷点下10℃近くまで下がりました。日中はだいぶ暖かくなったとはいえ、ずっと冷蔵庫の中に入っているような寒さです・・・。

しかし、部屋の中ではシャコバ・サボテンが綺麗な花を咲かせ始めました!鉢物には全く無関心な私ですので、鉢物の管理はもっぱら妻の仕事。冬でも日のあたる場所を探してせっせと花を移動してあげている甲斐があったようで、今年はたくさんの花芽を付けています。



今年の年越しは、栃木にある妻の実家で過ごしたのですが、栃木駅近くのお宮に参拝した帰り道、歩いている道中で震度4の地震に遭遇しました。周辺で「ゴゴゴ・・・」という地鳴りが聞こえてきたと思ったら、近くの建物の窓が一斉にガタガタと震えだし、「また来たか!」と身構えてしまったのですが、それほど大きな被害も出なかったようで一安心。それでも一瞬はかなりヒヤッとした出来事でした。

休みの最終日には家族でカラオケに行ってきました。飲み会の2次会なんかで利用することはあっても、家族で出かけるのは初めてだった我が家。お腹もすいていたので「ピザ」と「たこ焼き」を頼んだのですが、これがとてつもなく美味しくない・・・。私も食に携わる商売をしている人間ですから、よそ様のお店の料理が美味しくないだとかどうとか言うことはなるべくであればしたくありません。しかし、食にこだわる商売をしているからこそ、どうしても発言したいと思うときもあるのです。

数年前、大阪のユニバーサルスタジオが園内のレストランの食の改善に乗り出したというTVの特集番組を見ました。ユニバーサルスタジオに限ったことではなくて、千葉の某遊園地にしたって、園内のレストランの味はまったくもってひどいものです。それは、食で勝負しなくてもお客様がぞくぞくと入ってくれるという強みの裏返しでもあるワケなのですが、ユニバーサルスタジオはお客様の「料理が美味しくない」という声が無視できないものであると考え、女性のスタッフをリーダーに据えて食の改善に踏み切ったということでした。

何を商売の中心に据えているかということに関わらず、「サービス業」という業種で商売をしている以上は、顧客満足度の向上に努めなくては、いずれは顧客にそっぽを向かれてしまいます。先に述べたカラオケ屋さんの料理のようなものが、平気で流通している世の中というのは、味に関心を失った人が大多数になってしまったからなのか、それともそれを提供する側の良心の尺度があまりにも低いのか・・・。年の初めから、あらためて「食」というものの意味を考えさせられました。

月日がどれだけ流れようとも、失くしてはいけないコダワリは絶対にあるはず。私のようなごく普通の人間がそれを持っている以上、同じような気持ちの人はたくさんいてくれるはず。その思いがある限りは、この小さな焙煎小屋の扉を開けて入ってきてくださるお客様はまだまだいるはず。今年もそれを信じていくしかないのです。


01/04: 謹賀新年

Category: 一般
Posted by: toirocoffee