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Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
今月の第三金曜日は定休日でしたので、木祖村にあるイタリアン・レストラン BASE(バーゼ)さんのランチをいただきに行ってきました。
数日前が私たち夫婦の結婚記念日だったので、そのお祝いを兼ねて、奮発してランチのフルコースをいただくことにしました。

最初に出てきたのは、地鶏のハムとベリーのサブレ仕立て。塩味と甘味が混ざり合って、これから始まる素晴らしいコース料理の始まりを予感させるとともに、俄然食欲が増してくるような、そんな一皿。



前菜は旬のアスパラのソテーと卵のオーブン焼き。バーゼさんは必ず旬のものを料理に入れてくださるので、今回はアスパラが出るかも・・・と予想していたのでした。やはり旬の味は格別です。



卵の白身をメレンゲ状にして、それに黄身を落としこんでオーブンで焼きあげた一皿は、以前にもいただいたことがあったのですが、この食感がとてもユニーク。シンプルな食材が料理人の手でまったく違う形に変わるのは本当に不思議なことです。



ふわふわの白身を割ってみると、中からとろ〜りと黄身が溢れてきます。御嶽の平飼い鳥の卵だということで、味もコクがあってアスパラととても合っていました。


パスタの一皿目は、清水牧場さんのフレッシュチーズを包み込んだラビオリ。これはバーゼさんの定番。これを食べないことにはバーゼさんを語れません。今回はアサツキの味がアクセントで効いていました。



パスタの二皿目は、自家製パンチェッタとそら豆のカヴァッテッリ。初めて食べる独特な型をしたパスタでしたが、噛み応えがあってもちもちしていてとても美味しいです。パンチェッタの強めの塩味がそら豆とちょうどいいバランスで、先ほどのラビオリとは好対照で楽しめました。



そしてメインの肉料理は牛頬肉の赤ワイン煮込み。美しく煮込まれた頬肉が、丁寧に裏漉しされたマッシュポテトの上に乗せられてテーブルへやってきました。



数時間は煮込んだであろうそれは、もう口に入れた途端に崩れていきます。マッシュポテトが牛肉と赤ワインの強いコクをちょうどいい塩梅に中和してくれて、一緒に口に運べばとてもさっぱりといただける一品でした。


もうお腹いっぱいでしたが、当然ドルチェは別腹・・・ということで、私はバーゼさんの定番、清水牧場さんのクワルクチーズを包み込んだクレープにバニラアイスを添えたものを。



妻がオーダーしたのは、チョコレートとベリーソースのトルタにキャラメルアイスを添えたもの。トルタは温めて供されます。フランス菓子でいうところのフォンダン・ショコラのようなケーキです。



これらのドルチェをいただきながら、濃厚なコーヒーエキスを絞り出した苦いエスプレッソを口に流し込んでコースは終了です。


静寂に包まれたやぶはらの空気の中、ゆったりとした空間でいただくここでしか味わうことの出来ない料理。週末にはこの場所を求めてたくさんのお客様が都会からわざわざやってくるというのもうなずけるというものです。

年に一度くらいはこんな贅沢な時間を過ごしたいね・・・と、妻と話しあった休日のひと時でした。
バーゼさん、ご馳走様でした!




Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
5月16日(金)は第三金曜日ですので、当店の定休日となります。
毎土曜日の定休日と合わせて、16日(金)、17日(土)と連休となりますので、何卒ご了承願います。

5月の限定販売豆「ブラジル・ビスタアレグレ農園・パイナップルハニー・ナチュラル・No.2」、好評販売中です!





Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
今日から5月。新緑が美しい季節ですね。こんな季節にぴったりの今月の限定豆を紹介いたします。

ブラジル・ビスタアレグレ農園
ナチュラル・パイナップルハニー・No.2




ブラジル・ビスタアレグレ農園のナチュラル精製の珈琲豆をハイロースト(中煎り)で焼き上げました。

果肉をつけたまま天日干しにすることで強い果実感が出るのがナチュラル豆の特徴ですが、こちらの珈琲豆はスッキリとしたシャープで切れのある酸味が特徴で、強い果実感というよりも、その後味はまるでパインのような爽やかさです。口に含んだ瞬間に感じる強めの酸味はほどなく口の中から消え、その後はほのかな甘みが余韻として残ります。

評価が高いスペシャリティー・コーヒーは、果実感の塊のような例えばイエメンのナチュラルだったり、ゲイシャ種のベリー感を思わせるものだったりする、味わいがハッキリしているものがわかりやすいです。

それに対してハワイコナ・エクストラファンシーや、ジャマイカのブルーマウンテンだったり、喉を流れ落ちていくような透明感、まったく雑味を感じさせないスッキリとした味わいもまた評価が高いコーヒー豆です。

今回のパイナップルハニーは、どちらかというと後者のジャンルに入るようなスッキリ系の珈琲豆です。ちょうど当店で最近販売開始したエチオピア・イルガチェフ・コチャレのナチュラルとは対照的な味わいです。

パイナップルハニーとイルガチェフ・コチャレ、2種類のナチュラル精製豆を飲み比べて味わいの違いを楽しむのもいいかもしれませんね。

ブラジル・ビスタアレグレ農園
ナチュラル・パイナップルハニー・No.2
¥780(100g・税別)


本日より販売開始です。