何が笑えたかと言うと、三谷幸喜さんが監督された映画、「ステキな金縛り」です。DVDのレンタルが開始されたということなので、先日、家族で鑑賞しました。

内容はと言うと、ある殺人事件の容疑者とされた男性が、犯行があったとされる夜に自分は金縛りにあっていて身動きがとれなかったと主張し、それを立証するために、金縛りの時に容疑者に馬乗りになっていた「落ち武者の幽霊」に証人として法廷で証言してもらう・・・という何とも奇想天外なストーリーです。

主演である弁護士役の深津絵里さんと、幽霊役の西田敏行さんの演技が面白いのは言うまでもないのですが、検事役の中井貴一さんが最高に面白い。「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」などの作品での真面目な役作りもハマル役者さんですが、ちょっと3枚目が入った演技は最高に面白いですね。

TVドラマでも、2008年放映の倉本聰さん脚本による「風のガーデン」や、つい先日まで放映されていた「最後から2番目の恋」など、見事なハマリ役だと思いました。個人的には男性の俳優さんの中では一番好きな役者さんです。

「金縛り」と言えば、私は今までの人生の中で、2度ほど金縛りを体験しています。体が寝ている状態なのに、脳が活動している時、体が動かないことを脳が何とか説明づけるために起きる現象が「金縛り」で、これは科学的な実験によって、誰にでも再現可能なのだそうです。

そうは言っても、実際に金縛りにあった時は、生きた心地がしませんでした。私の場合、部屋の扉から侵入してきた何者かに馬乗りになられ、おまけに顔をベロっとされましたから・・・(笑)。きっとホラー映画に出てくる「貞子」を、私の脳は金縛りのイメージとして描き出してしまったのでしょう。まあ、落ち武者に馬乗りになられるのも、かなり怖いと思いますけど。

でも、先日は愉快な夢もみました。
なぜかロープをつかんで上へ登って行くというワケのわからない競技に参加していた私は、ぶっちぎりで優勝してしまい、あまりの興奮のあまりに「ヤッター!ヤッター!ヤッター!」と大声で連呼するのですが、思うように声が出ない・・・。

そこで妻に起こされたました。
真夜中にとなりのベッドで唸っているダンナをあわてて起こしたというワケなのですが、そこで私は瞬時に変な夢を見ていたのだと理解し、あまりの滑稽さに笑い始めたのです。唸るダンナを起こしたら、ダンナは突然ゲラゲラとわ笑いだした・・・。ある意味ホラーな出来事であります。

私の夢の話しはともかく、「素敵な金縛り」は本当に面白い映画ですから、劇場で観なかったという方は、ぜひともDVDを借りて観てみてください。


映画とはまったく関係ありませんが、庭のエビネの花であります。