ボリビア・コパカバーナ農園、おかげ様で皆様からご好評をいただけているようです。今日は、午前中にボリビアをご購入されていったお客様から電話がかかってきて「すごく美味しいから、もう少し取り置きしておいて欲しいんだけど・・・」といった内容のご依頼をいただきました。自分が美味しい!と思って販売した豆が、お客様にも認めてもらえるというのは、本当に焙煎屋冥利に尽きます。嬉しいですネ。

名前の知れた国と、名前の知れていない国の豆では、どうしても知名度のある豆がたくさん流通してしまうことは仕方のないところです。特に日本人は「ブランド」に弱いですから、例えば「ブルー・マウンテン」なんて聞くと「それは美味しいに違いない」という気持ちが、当たり前のように頭にインプットされてしまいます。

実際はブルー・マウンテンの出荷量の95%は日本に入ってきている・・・と言われていて、欧米諸国では必ずしも高評価な豆というワケではないようです。それとは逆に、日本ではまったくマイナーな存在であるにも関わらず、欧米では高い評価を得ている豆もたくさんあります。当店でも何回か扱ったことのあるニカラグアの豆なんかは、その好例でしょう。いくつかの農園のものを焼きましたが、外れた例がありません。

今回のボリビア産の豆は、まったく前知識もなくて、単純に今まで飲んだことがない国の珈琲豆を・・・と思って取り寄せてみたのですが、その酸味と甘みの妙の素晴らしさ、豆の粒揃いや欠点豆の少なさ、どれをとっても素晴らしくて、とても嬉しい出会いとなりました。

日本では名前は知られていないけれど、とても美味しい珈琲を産出している国は、まだまだたくさんあるハズです。これからも、そんな埋もれた珈琲豆をたくさん紹介していければと思っております。