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先日突然に音が出なくなってしまった我が家のアンプ。小型家電が故障した際には、捨ててしまう前に一応は素人なりに修理を試みる・・・というのが私の流儀(汗)

ちょっとマニアックな内容になってしまうのですが、このアンプは通常はAB級アンプとして動作し、ボタン一つでA級アンプとして動作するという代物。私の耳では両者の音の違いなぞ分かるはずもないのではありますが、そんな通っぽい諸元に惚れ込んで、探し出してきた中古アンプなのでありました。

A級アンプとして動作させると使用する電力が多くなるのでアンプは当然熱くなる。その放熱対策として、ボディー全体がヒートシンク形状になっており、天板にはパンチングメタルが採用されています。

つまり、天板は穴だらけだということ。放熱はいいけれどその穴から入り込むホコリはどうなるんだ!と突っ込みたくなるアンプなのでした。

表に見えているネジは躊躇なくバンバンと外していき、フロントパネル、天板、底板をきれいに取り払いました。
あられもない姿になってしまったマランツ Esotec Pm-4。

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予想通りホコリが凄い。ブロワーを使ってブワっと吹き飛ばしてしまいたいところですが、ところ狭しと並んだ古い電子部品に余計な圧をかけたくもなかったので、影響なさそうな箇所だけそっとお掃除する程度に留めました。

懐中電灯で照らして基盤を丁寧に見まわしても、焦げたり膨張したりしている部品は見つかりません。これ以上は素人にはお手上げということで、逆の手順で組み立てます。

一応もう一度だけ最終チェックをしておこうと、iPhoneとスピーカーを接続して電源オン。iPhoneのミュージックアプリから音楽を再生してみると、何と、何事もなかったように音が鳴り始めたではありませんか!

ウムム、これはどうしたことでしょう。素人なりに考える要因は2つ。
1.単純にスピーカーの結線などが緩んでいた
2.掃除したことで、湿気を帯びたホコリなどで帯電などしていた箇所がなくなった

まあ私のことですから、1の可能性が大きそうな気はしているのですが・・・


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そんなワケで無事に元のTV台の下に納まったMarantz君。こなったら私の命尽きるその日まで働いてもらいたいものです。


代替としてAmazonから購入したミニアンプをどうしたものかと考えたところ、音が小さいと妻が嘆いていた我が家の電子ピアノの出力アンプにしてみました。こちらもミニアンプを通すことで大きな音量でピアノが鳴るようになって、結果オーライ。

しかし80年代の電化製品は壊れそうでなかなか壊れない。現代の電化製品が10年持たずにあっけなく壊れてしまうのに対して何とたくましいことか。そんな事を再度学ばせてもらったここ数日の出来事でありました。




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期間限定販売豆、セラード・ゴールデンレーズン、今月で販売終了となりますので、気になる方はお早目に。そろそろ在庫も少なくなってきております。

今日は配達の途中、我が家の毎日の食卓を豊かにしてくれている松川パン商店さんの前を通りましたので、ふらりと立ち寄って「いちじくるみパン」を買ってきました。セラード・ゴールデンレーズンの干しブドウを思わせる豊かな酸味と甘みに合わせていただくのに、ぴったりだと思ったからです。

松川さんのくるみパン、生地にジャガイモが練り込んであってほのかに甘みがあって、焼いてからあまり時間が経っていない午前中に購入できた時には、もっちりとした食感もたっぷりと味わえて、本当に幸せにしてくれるパンなのです。

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「いちじくるみ」はその名前から連想できるように、くるみパンの中にさらにドライいちじくが入っているパンで、これはもうゴールデンレーズンと相性抜群。「絶対に最高の食べ合わせだぞ」と思っていたのですが、やはりその期待通りでした。ゴールデンレーズンを販売している間に試せてよかった〜。でももっと早く試してみるべきでしたね。反省。


<<< 雑談 >>>

我が家では朝食時にApple Musicで好きな音楽を流すのが習慣なのですが、先日アンプの電源を入れたら「ブチっ」という音とともに音楽が聴けなくなってしまいました。iPhoneからは音は出ていますので、その音を受け取るアンプ側が故障したのは明白。「あ〜」と深いため息とともに長い間がんばってくれたお気に入りのアンプの姿を見つめたのでした。

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1980年頃に発売されたマランツのアンプ。ESOTECというブランド名で販売されたPM-4というアンプで、きれいに左右対称に各スイッチ類が並べられたアメリカンなデザインがお気に入りのアンプでした。いろいろとネットで調べて、安価にネットオークションに出品されていたものを落札して手に入れました。我が家に来てから15年は使ったかな?

発売当初から数えると40年以上もがんばってくれたのですから、そろそろ内部のコンデンサーやら抵抗やらが逝ってしまってもおかしくないでしょう。一応分解してみて、明らかに焼け焦げてしまっている部品とかが見つかれば代替品を見つけてみるつもりですが、おそらくは無理でしょう。何せ素人ですからね。


壊れたことを理由にいいアンプが欲しいところですが、昨年はエアコンが故障し、今年は洗濯機が故障。おまけに高騰する電気代のことを考えると、とても趣味のアンプになどお金をかける余裕はありません。アマゾンですぐに購入できる安価なアンプを探して、割と評価の高かった小型アンプを即購入しました。

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FOSIという聞いたこともない中国のブランド。ネットでの評価がわりとよかったので、それを信じることにしました。マランツの横幅40cm、重さが10kgはあろうかというヘビー級に比べたら何ともカワイイ横幅11cm(笑)

でも、思ったよりは重さがあって、同梱されていたACアダプターもわりと大きい。タイムセールをしていて¥7,999で購入できました。音は今までのマランツの音に比べるといかにもデジタルアンプのカリっとした音で、暖かさはあまりないのですが、まあ、値段を考えたら上出来でしょうか。

いつかアンプに投資できる日がきたら(そんな日が来るのか・・・汗)、かっこいい真空管アンプをスバっと購入したいものです。それまでがんばってくれよ、小型アンプ。頼んだよ!


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不定期にアップさせていただいている、十色珈琲店主の「気になるクルマ試乗記」
今回はSUZUKIのコンパクトSUV、エスクードに試乗してきました。

以前から気になっていたこのクルマ、ハンガリーで生産され、逆輸入という形で日本にやってきて販売されているクルマで、SUZUKIが世界に誇るコンパクト・スポーツカーである「スイフト・スポーツ」と同じ1.4リッター・ターボエンジン(K14C型)を積んでいます。

80年代後半にデビューして大ヒットした初代を知っている私たちの年代からすれば、エスクードっていう響き自体がとても懐かしい。ちなみに初代エスクード、妻が免許取りたてだった頃に欲しかったクルマなのだとか。パジェロやハイラックス・サーフが売れまくっていた時代です。懐かしいなあ。

実はこのエスクード、6月を持ってハンガリーでの製造を終了し、8月中の注文を持って販売も終了するというニュースをネット上で知りました。それで駆け込み試乗させていただいたというワケです。




今流行りのダウンサイジング・ターボ・エンジン搭載ということで、低回転時のトルク不足を感じるのかな?と思ってましたが、まったくそんなことはなく、アクセルの踏力にリニアに反応してくれるのでとても運転しやすかったです。

現代のターボらしくターボラグのない加速感を味わいながら、スリップ感のない素晴らしいフィーリングの6ATにギア変速は任せて、ステアリングに集中してひらひらとコーナーを駆け抜けてゆけば、一瞬にしてこのクルマの素晴らしさに気付かされます。

このクラスのSUVにしてはかなり短めのホイールベース(前輪と後輪車軸間の距離)は2,500mm。そのせいか後輪は段差を通過する際にちょっとバンピーな気配を見せますが、全般的にはびっくりするほどしなやかに路面をとらえて走ります。

ただし3名乗車の状態だったので、1人で乗った場合はもうちょっと違う印象を持つかもしれません。

チルトとテレスコピック機構がついたステアリングと、座面が長くとられて程良いクッションのシートのおかげで、なかなかベストなドラポジが取れないクルマが多い私でも、疲れない運転姿勢がとれました。


これは将来マイカーとして招き入れてもいいかも!と思ったほど素晴らしいクルマでした。この手のクルマとしては小さめのサイズも相まって、「スイスポのSUVバージョン」と呼びたくなるような軽快なクルマです。もっと評価されてもいいクルマだと思うんだけどなあ。

次期型については今のところアナウンスがありませんが、ぜひとももっと素晴らしいヨーロッパ仕込みのエスクードにも乗ってみたいものです。

(営業さんのご好意で、スイフト・スポーツの6速マニュアル仕様にも乗らせていただいたのですが、これはもう素晴らしいの一言。たくさんの自動車評論家の方たちのレビューがネット上にあふれていますので、こちらのレビューは割愛させていただきます・・・)


と、非常に楽しいひと時を過ごし、興奮冷めやらぬまま帰路につきました。

家に着くと、妻が朝からこねて寝かせてくれてあったシナモンロールの生地をオーブンへ。焼き立てのシナモンロールを頬ばりながら、まったりと、休日の午後を過ごしました。




そして手元にある2台のクルマのカタログ。

タイミング的にも財力的にも、どちらもすぐに新車で買えることはないのだけれど、もしかしたら将来、中古で我が家にやってくることもあるだろうか・・・。そんな事を考えながらページをめくるのでした。

妄想にふけりながらカタログを眺める、それがカー・マニアの至高のひと時なのです。




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先日フルモデルチェンジされたホンダの軽自動車「N-ONE」
中でもカーマニアが注目しているのは「RS」というスポーツグレード。

軽自動車初となるターボエンジン+6速マニュアルトランスミッションを搭載しているとのことで、その走りやいかに!という興味から、さっそく試乗をしてまいりました。

ホンダさん、今回のRS6MTはセールスにも力を入れているらしく、結構たくさんのディーラーに6MT車を用意しているらしいです。とはいえ現時点では松本平ではHondaCars信州・豊科店にしか置いてありませんが・・・

私は4年ほど前まで、中古で購入したHONDA Beatを所有していました。Beatの後継であるS660というクルマもホンダさんは用意してくれておりますが、花粉症で1年の半分は鼻をぐすぐすさせている私にはオープンカーはつらいという当たり前の事実を考えれば、興味はS660よりもN-ONEのマニュアル仕様へ向いてしまします。

<10年間保有していた私のホンダ・ビート。2012年撮影>




対面したN-ONE RS6MT(以下RS6MT)は黄色いボディーカラー。内装にはオレンジの差し色が施されておりますので、私が購入するならオレンジ一択!などと購入の予定もないのに妄想は膨らみます。



運転席に収まってまずは自分の身体にあったシートポジションが取れるか確認します。残念ながらこの車にはステアリングの前後調整(テレスコピック)機構がつかないこと、そしてちょっと小振りなシートであるため、運転姿勢はちょっと苦しいものに。

この車の価格は約200万円(高いっ!)
それを考えればシートが小振りなのは軽自動車ですからまだ許せるのですが、せめてテレスコは付けて欲しかったですよホンダさん〜というのが本音です。

シートに関してはもしこの車を購入するならソッコーでレカロシートに換えると思います。私の身長は176cm。ひょろひょろと手足が長い体型であるため、軽自動車に私の体型にあったシートセッティングを求めるのは酷なのですが・・・

ちなみに私が乗っていたビートには購入時からコブラのフルバケットシートが付いていて、ステアリングもナルディーのやや手前にセッティングされたモノが装着されていたので、運転姿勢はまったく問題ありませんでした。

ちょっと落胆しつつも左手をシフトノブに伸ばせば、思わず笑みがこぼれます。


<中の写真を撮り忘れたので、ホンダさんの公式HPより拝借した画像です>

本革巻きの小振りなシフトノブ。新車ですのでまだ多少の引っ掛かりはありましたが、節度のある素晴らしい手ごたえのシフトフィール。ああ、いいなあ、この感触。

ちょっと市街地を離れたコースがあるというので、営業さんに従ってそちらへ車を走らせます。

いや、出だしから早い!低回転からターボが効くその力強さは、坂道になったとたんに狼から豚に変容してしまったビートとは比べ物になりません。私と妻、そして営業さんという3名が乗車しているというのにグイグイと坂道を上っていきます。

乗り心地も適度な硬さで段差をいなしていきます。1人で乗るとまた印象が変わるのかな?

クラッチの重さは50代の私には丁度いい。あまり重いと疲れます。ステアリングの重さもしかり。この車で本格的なスポーツ走行をしたいと考えている人はもうちょっと重たいセッティングを望むのだと思います。

エンジンはとても元気。レッドゾーンの7,000回転まであっという間に上っていきます。クラッチを切った時の回転落ちが遅くてちょっとスポーティーさに欠けますが、そこはN-WGNなどと共用しているエンジンですから仕方ないでしょう。それでもこれだけ楽しいのですから。

私はどこぞでドライビングレッスンを受けた経験もありませんので、専門的な試乗インプレッションをお伝えするほどの力量は持ち合わせておりません。ただ一言だけ伝えることができるのは「楽しい〜!」

N-ONEは実用車としても素晴らしい車です。



私のシートポジションに合わせた上でリアシートに乗りこんでも、余裕で膝の前には空間が残ります。女性が運転するケースならば、後席の人はきっと足を組めることでしょう。

リアハッチは薄いバンパーぎりぎりの高さからガバっと開きます。



ホンダさんが特許を保有しているセンタータンクレイアウトのおかげで燃料タンクをリアシート下に持たないため、リアシートは前方へ沈みこみながらたたみ込まれます。その結果、広大な荷室スペースが生まれます。大きな買い物をした時はもちろん、様々な生活シーンで活躍すること間違いなしです。


私がビートを手放した4年前にこのRS6MTがあったなら、間違いなく購入していたことでしょう。

すでに絶滅寸前の状態にあるマニュアルトランスミッションの車。世の中が完全にEVで置き換えられるその日まで、メーカーさんにはFUNでHAPPYなRS6MTのような車を作っていってもらいたいものです。





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昨年の秋に松本駅隣のビルにオープンしたライブハウス「松本ロフト」

数々の有名ミュージシャンを輩出してきた「新宿ロフト」はあまりにも有名ですが、その姉妹店が松本にできたという事でかなりの驚きだったわけですが、運よく加藤いづみさんのライブに行く機会に恵まれたので、土曜日の夜に妻とともに出掛けてきました。

加藤いづみさんと言えばまず思いだすのが代表曲である「好きになってよかった」
TVドラマの挿入歌として大ヒットしたので、私と同年代の方ならばすぐにわかるはず。近年はソロ活動に加えて、数々のミュージシャンのバックコーラスなどを務め、音楽番組などでコーラス参加している姿をよく見かけます。

そんな加藤いづみさんが「好きになってよかった」の作詞・作曲も手がけたミュージシャン兼プロデューサーでもある高橋研さんといっしょに松本に来るというのですから、これは聞きに行くしかありません。


しかし松本ロフト、超絶に狭い(笑)
ぎっしりに小さな椅子を並べても60〜70名の収容といったキャパでしょうか。もう、ドリンクのオーダーやらトイレ待ちやらでごった返し状態です。

でも、裏を返せば、ミュージシャンとの距離が極めて近く、生の音をすぐそばで感じられるというメリットが。普段とても近づくこともできないミュージシャンの方が、手を伸ばしたすぐ先にいるわけですから、それはすごい事です。

いづみさんとお客さんとの一体感がとてもほんわかしたムードを作り上げて、あっという間の2時間弱のステージでした。高橋研さんのギターもかっこ良かったです。

グッズを購入した人はライヴ後のサイン会に参加できるというので、さっそく最新アルバム「gift」を購入。アルバムジャケットにしっかりとサインしてもらってきました。



このアルバム、高橋研さんのプロデュースによるカバーアルバムなんですが、選曲がバラエティーに富んでいてなかなか面白いです。佐野元春さんのアンジェリーナやブルーハーツのリンダリンダとか。妻は稲垣潤一さんの夏のクラクションがお気に入りのようです。

高橋研さんのアコースティックなギターの音色と、加藤いづみさんのハートフルな歌声がとてもいい感じのこのCD、みなさんにオススメしたい1枚であります。

またライヴ行きたいな〜


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先日、「木曾漆器祭」へ遊びに行ってきた話しを当ブログでしたと思います。

その会場で「ふるもの市」という、木曾平沢の古民家から見つかった様々なものを販売してるコーナーがありました。

古い箪笥や、ソロバン、裁縫道具、等々なかなか趣のあるモノがたくさんあったのですが、その中で私が見つけたのが一台のカメラ。

「オリンパス pen D3」です。

一時期ジャンクなクラシック・カメラの修理にはまっていたことがありまして、不動の「pen D3」を見つけて、「やや、これは私に修理して欲しいと言っておるぞ」という天の声に導かれるまま、値段交渉の末に私の手に渡ってきたという次第です。

何でもこのカメラ、すぐご近所のおじいさんが所有していたカメラだそう。そのおじいさんは最近他界されてしまったそうです。そんな話しを聞かされておりましたので、これは尚更きちんと蘇らせてあげなければ!という使命感にも似た気持ちで購入させていただきました。


1965年発売の「pen D3」。ほぼ私と同世代の生まれということになります。



「pen」という名称は、オリンパスが最近のデジカメにも使っておりますので、若い世代の方にも知られているかと思います。その元祖がこの「pen」のシリーズです。35mmフィルムを縦に半分に割ったサイズである「ハーフサイズ」で撮影するため、24枚撮りのフィルムで48枚撮影ができます。ハーフサイズですから、ファインダーは縦長。縦構図の写真が大好きな自分にはぴったりなカメラです。

経済的であり、カメラ本体も手ごろな値段だったため、かなりのヒット作となったカメラですから、「父親が使っていた」という方も多いのではないでしょうか。

たくさんのバリエーションが販売された中でも、このD3はフル・マニュアルで操作するかなりマニアックなモデルです。


修理は「カニ目レンチ」と呼ばれる専門の道具を使ってレンズの先端から分解していきました。前面に付いている「前玉」と呼ばれるレンズを取り外すと、シャッター羽が見えます。シャッターが切れなくなってしまったpenシリーズの大半は、このシャッター羽が固まってしまっているのです。今回もベンジンで丁寧にクリーニングしてあげたところ、シャッターが動くようになりました。

ボタン電池で動作する露出計がトップカバーに内蔵されているのですが、これが動いてくれないと修理はやっかいです。電池蓋をおそるおそる開けてみると、パンパンに膨れ上がった電池が出てきました。爆発してしまっていたら電解液まみれになっていたところです。

当時の電池は「MR44」ですが、今では製造されておりませんので「LR44」電池で代用します。電圧が若干違うので露出が多少ずれますが、動けばよしとしましょう。電池を入れると露出計は生きている模様。ホッとした瞬間です。

そしてクラカメの修理で一番やりたくない作業・・・
古くなってぼろぼろになったモルトの除去です。本体と裏ぶたの隙間から光線が入らないようにするための遮光スポンジなのですが、これは製造から50年も経過したカメラともなれば確実にぼろぼろになっています。綿棒にベンジンをつけてツンツンしながら掃除します。

新しいモルトは通販などで購入することも可能ですが、私は100円ショップで買った習字用のマットを切って使います。細くきったマットに両面テープをつけて、カメラ本体の内側に貼っていくのです。

これで一応は修理完了。フィルムを装填してスタンバイOK!
しかし、24枚撮りのフィルムが1本¥540とは・・・。フィルムは一部のマニアのためのものになってしまったようです(泣)


実写はどこでしようかなあと考えていたところ、週末に栃木県にある妻の実家へ行くことになったため、その道中で撮影スポットになりそうなところを検討します。すぐに思いついたのが、行ってみたかった東御市の海野宿。木曾平沢で入手したカメラの試写にはうってつけの場所です。

ちなみにWikipediaでの海野宿の解説を抜粋すると・・・
「海野宿(うんのじゅく)は、長野県東御市本海野にある、江戸時代における北国街道の宿場の呼称である。現在も通りの両側に約100棟の家が連なる歴史的な町並みを形成しており、「日本の道100選」のひとつにも選ばれている」
・・・ということだそうです。


妻と二人、海野宿を散策して蕎麦を食べて、ちょっとした寄り道というには十二分に楽しく過ごすことができました。

帰宅後にフィルムを「カメラのキタムラ」に持込みます。プリントすると1枚あたり約¥40掛かりますので、現像代プラス¥1、920ですから、万がいち光線漏れ等で写真が全滅していたら悲し過ぎますので、現像に加えて、フィルムからスキャンしたデジタルデータをCDに焼いてもらうサービスを注文しました。プリントをしない分だけ割安で、総額で¥1,188ですみました。

で、現像から上がってきたデータを見てビックリ!素晴らしいではないですか!
50年も前のレンズが描き出す世界のノスタルジックな味わいは、現代のパキパキにシャープで鮮やかなデジタルカメラでは決して描きだすことのできない世界です。



メインの通りこそ舗装されていますが、用水路を挟んで土の歩道があります。風情たっぷり。



この日は薄曇りでしたが、新録がとてもきれいでした。青空が拡がった海野宿にも行ってみたい!



郵便ポストでさえ風情があります。




硝子風鈴の涼しげな音色に誘われて、思わず立ち寄ってしまったガラス工房の「橙(だいだい)」さん。
2階はカフェになっていました。次回はぜひともカフェにも寄りたいっ!



素敵なたくさんの作品たちが、光に照らされてそれはそれは美しい。
我が家用にはブルーの気泡入りのグラスをペアで購入。甘酒を入れて飲むのです!



ガラス玉たちも美しい。



「pen D3」は、レンズに入ってくる光の量を「絞り」と「シャッタースピード」を設定して使います。露出計に表示される数字が参考にはなりますが、それらの組み合わせで写りが変わりますので、自分で考える必要があります。失敗すれば真っ白だったり真っ黒だったりする写真が出来上がります。

もっと困難なのはピント合わせ。このカメラはオートフォーカスではありませんし、ピントを確認する術さえないのです。設定は「目測」で。つまりはカメラから被写体までの距離を、自分でピントリングを動かして、カメラに刻まれているメートルの表示にあわせるのです。

オートマチックな時代にはまったくもってややこしいカメラなのですが、これらがドンピシャ自分の思い通りになったときの喜びは何とも言えません。現像してみるまで結果がわからないところも高揚感を刺激するのです。

いや、久しぶりのpenでの撮影、面白過ぎました。しばらくは旅にはこのクラカメを持ちだすことになりそうです。


元の持ち主だったおじいさんへ。これからも大切に使わせていただきます。

「ふるもの市」のスタッフのみなさんへ。すてきな出会いに感謝します。ありがとう!




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Posted by: toirocoffee
あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。


年末年始にかけて、久しぶりにまとまったお休みを取らせていただくということで、私は久しぶりのスピーカー制作!(またかよっ!)という突っ込みがどこからか聞こえてきそうですがお許しを。


今回はパソコンでGYAO等のネット動画を見るときにパソコンサイドで使うスピーカーをイメージしての制作。何年か前に5cmユニットを使ったバックロードホーン・スピーカーを作ったのですが、今一つ満足できずにオークションで売却してしまいました(その時のスピーカーはこちら

今回は8cmユニットを使って、もう一回り大きなサイズのバックロードホーン・スピーカーを作る計画です。

バックロードホーンの板材の調達や組み立てはと〜っても面倒!なので、ヤフオクで調達します。ありがたいことにかなり精度の高い組み立て済みの箱を作って出品してくれている方が結構いらっしゃいます。

今回ヤフオクで調達したのはこんな箱。




内部構造はこんな感じ。
(ヤフーオークションに掲載されていた出品者様撮影の写真を流用させていただきました)




使用するユニットはFOSTEXから2年くらい前に販売された8cmユニット「FE83-sol」
そんな高価なユニットではありませんが、3,000個の限定販売ということで、いつかバックロードホーンを作ろうと思い購入しておいたものです。




購入後は暫定的に極小の箱に入れて使っていたのですが、ようやく本来の目的で使う時がやってきました。

冬場ということで塗装は室内でおこないたいので、無臭な水性ニスを使用。ある程度の光沢を出したいので、塗っては乾燥させ、だいたい5〜6回の重ね塗りをします。




背面にスピーカー端子、前面からユニットを付けて完成です。




バックロードホーン・スピーカーは音量も大きく確保できるので、こんな小さな真空管アンプでも十分に鳴らすことができます。




これでもうしばらくはスピーカーは作りません(笑)
そのしばらくが1年なのか10年なのかは神のみぞ知るところであります。




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今日は第3金曜日の定休日ということで、妻とともに映画を鑑賞してきました。

観てきた映画は、「コーヒーが冷めないうちに」




実は1年ほど前に文庫本で既に原作を読んでいたのですが、1年という月日はその内容をほとんど忘れさせてしまうのには十分な時間であり、結果としてかなり新鮮な気持ちで鑑賞することができました。

とある喫茶店のとあるテーブルに座った時だけ、過去や未来にタイムスリップできるという内容で、そのタイムスリップを実現させるにはいくつかのルールがあるのですが、重要なルールの1つが、有村架純さん演じる主人公が淹れたコーヒーが温かいうちだけタイプスリップができるというものであり、つまりは淹れたコーヒーが冷めないうちに現在に戻ってこないといけないというわけです。

タイムスリップのお話しというと、バックトゥーザーザ・フューチャーだったり戦国自衛隊や信長協奏曲だったり、つまりは時空を超えた先でかなりの長いストーリーが展開されていくものが多いのですが、今回は「コーヒーが冷めないうちに」という限られた時間の中に人間模様を詰め込むという設定です。そういう設定を軸にストーリーを作り上げた原作は、その着眼点が素晴らしいと思います。

ただ、原作を読むにあたっては「泣ける本」ということが文庫本の帯に書かれており、事前にそのように言われると「泣ける内容なんんだ」ということが先入観としてインプットされてしまうため、なかなか本当には泣きづらいものであり、正直言って、私は本を読んだ際にはそんなに感動を覚えませんでした。

これが映像化されたらどうなんだろうな・・・と思っていたのですが、そこはさすがに日本を代表する俳優の皆さん。鑑賞中に何度もぐっとくるシーンがありました。

壮大なスケールを描くストーリーではありません。誰にでも起こりえるような日常のちょっとしたすれ違いだったり、普段は伝えることのできない思いだったり、そんな何気ない時間を大切にしたいと思わせてくれる映画でした。


<雑談>
映画のクライマックス、館内が静まりかえった一番のいいところで、私のおなかが「グゥ〜」と鳴って響きわたりました(笑)
過去にも映画の一番いいところで、食べていたチュロスのシナモンの粉にむせてゲホゲホやってしまったことがあり、妻からは「いつもやってくれるよね〜」と責められる始末。どうしてなんだろうな〜



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20年ぶりのフルモデルチェンジということで、車好きの方々の注目を集めている新型ジムニー。松本市並柳にあるSUZUKIさんに、ジムニーとジムニー・シエラのマニュアル・ミッションの試乗車(!)があるということで、さっそく試乗してきました。

男性の方ならば一度は憧れる”ミニ四駆”。かつてはパジェロ・ミニなんて車もありましたが、今となってはSUZUKIさんのジムニーが最後の砦。「いつかは所有してみたい」という思いの男性も多いはず。

かくいう私も「いつかは・・・」と思う一人でありまして、今回は、そんな「いつか」に想いを馳せながらの試乗になりました。




ジムニーは660ccターボエンジンを積んだ軽自動車。ジムニー・シエラ(以下シエラと略します)は1500cc自然吸気エンジンを積んだ普通自動車。搭載されるエンジンの違いと、履いているタイヤサイズの違いなどが、どのような差を生み出すのかをチェックしながらの試乗です。

以前、車検の代車でパジェロ・ミニに乗ったことがあります。その乗り心地はとても褒められたものではなく、ターボが突然効きはじめるいわゆる”ドッカンターボ”的なそのフィーリングに面食らいました。

そんな軽四駆のイメージのまま新型ジムニーに乗り込んだのですが、まあいたって普通の乗り心地。足回りはしなやかに段差を乗り越えていき、ターボラグはまったく感じさせないストレスフリー。

アルトやハスラーを試乗したときに感じた、コーナーで回転し終わる時のステアリングの戻りの悪さも感じることがなく、いたってフツー。マニュアル・ミッションのギアの入りがゴツゴツとしていたのが気になりましたが、それも四駆の味と思えば不快ではありません。これなら十分にアリだな・・・と思わせる試乗結果でした。

次に乗ったのは1500ccエンジンを搭載したシエラ。余裕あるエンジンと幅広タイヤの恩恵を感じられるのかと思いきや・・・。

街乗りとちょっとした坂道程度では思ったほど排気量の違いを感じられず。また、幅が広いタイヤを履いているせいか、足回りはちょっとドタドタして落ち着きがない印象。本格的なオフロード走行にはプラスなのでしょうが、軽ジムニーにくらべると街乗りにはマイナスか。

あと、個体差かもしれませんが、軽ジムニーに比べるとシエラのクラッチはちょっとスプリング感が強い。やはり街乗りでゆる〜く乗るのは軽ジムニーの方が乗りやすい印象でした。

ジムニーを所有する日が来るかどうかわかりませんが、もしその日が来るならば、シエラではなくて軽ジムニーを選択するだろうな・・・というのが私の結論。維持費も安くて助かりますし。

でも、メルセデスGクラスのミニチュア版とも称される、フェンダーが張り出した押しの強いあのルックスに惚れ込んだならば、四の五の言わずにシエラの一択でしょう。


以上、ど素人の試乗レポートでした。



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すっかり朝晩は空気が冷たくなってきて、秋の気配を強く感じるよになってきました。

秋といえば食欲の秋なワケですが、暑い時期にはまったくもってその気にもならなかったスピーカー製作をしたくなりました。一応、芸術の秋ということで。

リビングのソファで聞けるように、高さが90cmくらいのいわゆる「トールボーイ型」の箱がいいなと思ったのですが、このくらいのサイズの箱となると自分で作るのはとっても大変。さっさとネットで調べて、製作を請け負ってくれる方を探して依頼してしまいました。

「そこを自分でやらずして、自作スピーカーとは言えないでしょう」と言われると、まったくもってその通りなので、お恥ずかしい限りなのですが・・・




パイン集成材でできたスピーカーボックスに塗装をします。木の風合いを活かしたいので、今回はWATOCO-OILを使用します。

週末に屋外で塗装をすれば良かったのですが、早く完成させたくて、夕食後にリビングにて塗装開始。翌日まで盛大に臭いましたので、次回からは絶対に屋外で塗装しよう・・・と反省いたしました。




塗装が完成したら、箱の背面にスピーカーターミナルを付け、ターミナルにケーブルをハンダ付けして、ケーブルのもう片方をスピーカーユニットに繋ぎます。そして最後にユニットをネジで箱に装着して完了。

ネットオークションを利用して予め用意しておいた御影石のベースに置けば、ちょっと高級そうに見えるというものです。

集成材ですから、木片ごとに塗料の浸み込み方が違って、それが寄木細工みたいな表情になって、きれいな木目とはまた違った風合いを楽しめます。

今回使用したユニットはMarkAudioというメーカーの「CHN-70v1」というユニット。グラスファイバーを混ぜたペーパーをコーンに使用していて、うっすらと青みがかった色が個性的。

このユニットを使って小型のスピーカーをすでに作ってあったのですが、その音質がとても気に入っていたものですから、今回もこのユニットを使うことにしたのです。

完成したスピーカーで音出ししてビックリ!すごい低音!

同じユニットでも箱を変えるだけでこんなに違う鳴り方をするのを経験すると、さらなるスピーカー作りの沼へはまってしまいそうな予感・・・

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Posted by: toirocoffee
我が家は夫婦そろってオートマ車が苦手。
コーナー直前にアクセルを緩めてもスルスルっと加速していく感じにどうも馴染めません。

しかし、マニュアル・トランスミッションを搭載した車は、今となっては希少種となってしまい、新車の中から選び出すのも苦労する時代となってしまいました。

そんな状況の中、マニュアル設定のあるルノー・カングーの試乗車がある!というので、さっそく試乗してきました。

我が家のメインカーは今年の3月に車検を通したばかりですので、すぐに車を買い替える予定もないのですが、マニュアル車の試乗車なんて、今時、どこを探したってまずあり得ない話しですから、試乗できるというだけで興味が湧くというものです。



フルモデルチェンジ前のルノー・カングーは、ボディサイズも5ナンバーサイズに収まり、車重も1,180kg(5MT車)しかなくて、コーナーでは盛大にロールしながらも、スポーティーな運転ができる楽しい車でした。

それがモデルチェンジで巨大化し、車重にいたっては1,430kg(6MT車)!それでいて搭載されるエンジンは基本的には先代と同じままというのですから、まったくもってアンビリーバボーなモデルチェンジとなり、以前のカングー乗りからはかなりのブーイングが出たのでした。

そして日本のルノー・ファンがこの新型に付けた愛称が「デカングー」。なかなか素敵な愛称であります(笑)。



そんなデカングー、新たにターボチャージャー付きの1.2Lエンジンを搭載したということで、重たくたってターボ付きならばそこそこ走るのかな?というあたりが試乗の判断ポイントでした。


結論。
デカングーはやっぱり重たかった・・・


ターボが効きはじめる2,000回転からはトルクももり上がり、そこそこ走ってはくれますが、走り出しに感じるモッサリ感は拭い去ることはできず。先代に乗ったことのない人ならば快適に感じるかもしれませんが、先代のスポーティーな走りもできる活発さを知る人は間違いなくがっかりすることでしょう。

気になっていた車の大きさは、運転しているとさほど気になりませんでした。これは嬉しい発見でした。

ミニバンクラスの車でMTが選べる希少なルノー・カングー。走りを求めるにはちょっと肥大化しすぎちゃいましたが、相変わらず遊べる車であることに変わりはありません。


しばらくはルノー松本に試乗車があるようなので、気になる方は試乗してみてはいかがでしょうか?



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Posted by: toirocoffee
朝晩はまだ寒いですが、日中の日差しは春のそれですね。
大雪でたっぷりの水分をもらって、クリスマスローズも例年よりも元気がいいような・・・




3月下旬から我が家はバタバタとしておりまして、休みの日も忙しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。

今日は久しぶりにまとまった時間ができたので、ずっとやろうと思っていた「工作」をちょっと。

昨年夏にキットから組み立てたヘッドホンアンプ。

iPod-touchが入っていたアクリルケースに入れて使っていましたが、やっぱりなんか美しくない。美しくないと使ってあげようという意欲も湧かないものです。




何かいいケースはないかなとネット上を調べていたら、「ミント缶」なる小さなスチール缶を発見。しかも1つ¥300!さらに組み立てたアンプを入れるのにまさにドンピシャのサイズ!。

適当にマジックで印をつけたら、電動ドリルでぐりぐりと・・・
相変わらずいい加減な作業っぷりですが、それでも何となく形になってしまうのが自分でも怖い・・・(笑)。

こんな感じでピッタリ収まりました。



フタを閉めれば、とても千円ちょっとを超えるくらいのパーツ代でできたとは思えない立派なヘッドホンアンプに見えます!(それは自画自賛というものでしょうか)



格安SIMカードを契約して、外出時のメールチェックとウェブチェック用に使用しているスマホをつなぐとこんな感じに。



Sonyのスマホはウォークマンアプリがとても使いやすくて○。iPod-touchは、もともとの所有者だった娘に返却してしまいました。

やっぱり工作は楽しいなあ。



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Posted by: toirocoffee
先日の大雪、お客様も皆さん苦労したようで、お店で会話する内容はどれだけ雪で苦労したかという話しばっかり・・・(笑)。いや、笑いごとではありません。カーポートの屋根が壊れたり、雨どいが壊れたり、はたまた雪中で立ち往生したり。数十年に一度の大雪ということですが、ゲリラ豪雨が当たり前になったことなどを考えると、こんな大雪も頻繁にやってくるのではないかと疑ってしまいます。

我が家ではメインで使っている普通乗用車の他に、私が趣味で乗っている軽自動車が1台あります。何度かこのブログに登場したこともある、'93年製のホンダビートです。



ドライバーの背面にエンジンを積み後輪を駆動するこの車、雪道には滅法弱いので、スタッドレスタイヤもはかずに、冬はまったく稼働してあげられない状況です。今回の雪で、「やっぱり信州の冬には4駆でしょう!」なんていう気持ちがむくむくと湧きあがってきまして、軽4駆とはどういうものぞと、近くのディーラーへ中古車を見に行ってきました。

お目当てはスズキのジムニー。いまや新車で買える本格的は軽4駆はこの車くらい。詳しい機構の話しは省きますが、あとの車はフルタイム4WDと言っても、実は「なんちゃって4駆」と呼ばれているものばかりです。

しかし、お目当てのシジムニーの中古はありませんでした。新車の試乗車は波多までいかないと置いてないようですし、ここはおとなしく帰りましょう・・・と思ったのですが、昨年見に行ったモーターショーでも話題になっていたスズキのニューモデル、「ハスラー」の試乗車があるというではないですか!これは試乗しないワケにはいかないということで、さっそく試乗させてもらいました。

ハスラーも4WDモデルがありますが、もちろん「なんちゃって四駆」です。駆動輪(前輪)がスリップした時だけ、後輪も駆動するタイプです。「なんちゃって」とはいえ、只の前輪駆動よりは頼りになることでしょう。ビートとは比較にすらなりません。



お借りしたハスラーは写真では分かりずらいですが、グリーンメタリックでなかなか渋い色。晴れた日にはきれいですが、曇天や雨天ではかなりダークな色調ですので、個人的にはもっと明るいグリーンが好みです。でも、40代後半の男性が選択するなら悪い色ではないでしょう。



ファニーなフロントフェイスは、女性にも受け入られるでしょう。ボディーカラーにはピンクまで用意されてますから!

ターボ(過給機)つきエンジンのモデルで、これが驚くほど速いっ!確実にビートより早いっ!20年の歳月恐るべしといった感じです。もっとも、ビートは同じ軽規格上限の64馬力とはいえ、自然吸気エンジンですから、ターボエンジンのたかが半分くらいのエンジン・トルクですから仕方ないですが。

信号で止まればアイドリングストップが働いてエンジンは停止。まったく無音の室内には、ウインカーの音のみが響き渡ります。そう言えば、プッシュボタン式エンジンスターターも、アイドリングストップも初体験。びっくりしました。

最低地上高が4WDモデルでは175mmと、ハスラーのベースになったワゴンRよりも25mmも高く設定されていて、これならば雪道の轍で車の腹をズリズリすることはないでしょう。高い運転ポジションから見下ろす視界は、軽トラの視界にも似てなかなか新鮮。交差点やT字路で、ガードレールや生け垣が視界の邪魔になって怖い思いをすることもありません。(こんな思いをするのはビート乗りだけか)

ただ、運転フィールは「う〜ん」といった感じ。はやりのSUVぽさを演出するために軽にしては太いタイヤを履いているのですが、これを操舵力の軽いパワーステアリングで無理やり動かしている感じで、ステアリングを切る時に違和感を感じます。ここさえなければかなり素敵な車に感じました。

自分が買うなら、ターボなしの最廉価なグレード4WDモデルの5速マニュアルですね。自然吸気エンジンならば、タイヤはもう少し細い155くらいがベストマッチな気がします。

この手のジャンルの軽が今はなくなってしまっていたので、ハスラーはかなり売れ行きが良いらしく、納車は3〜4カ月待ち、もしくは「もっとかかるかも」という状況だそうです。来季の冬に備えるならば、今すぐ契約しないと間に合わない!(笑)

スズキのハスラー、これがビートみたいに楽しいハンドリングの車ならば乗り換えも検討しちゃうんだけど・・・。今後の改良に期待します!2年後くらいにもう1度試乗してみたい車です。



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Posted by: toirocoffee
お休みを利用して、東京モーターショーを見てきました。
久しぶりのモーターショー。行くのは14年振り!

東京行きの「あずさ」から下車したら、今年話題となった新駅舎がお出迎え。いい雰囲気です。



30分ほど並んで、無料シャトルバスに乗車。
ここからバスで更に30分ほどで、国際展示場「東京ビッグサイト」に到着です。



開催期間もあとわずかということで、場内はものすごい人。
とても全部のブースを見て回る気にもなれず・・・

こちらは横目に通り過ぎたトヨタブース。




そして、目指すはHONDAブース。
この車を見るためだけに来たと言っても過言ではない、我が愛車「HONDA BEAT」の後継と目されるコンセプトカー「S660」を見に。今回のショーの目玉ということで、ここでも長蛇の列。

事前にネットで、その姿は見ていましたが、実物は更にカッコイイ。



でも、このままの形で市販されたら、50歳ちょっと前のオジサンにはちょっと派手すぎるかな?ブリティッシュ・グリーンあたりの、渋い色も用意して欲しいところです。



しかし、バブルがはじけて20数年、まさかビートの後継車が市販されるかもしれないなんて、本当にびっくりです。エンジンを背中に搭載するミッドシップ・マウントで後輪を駆動する、軽規格の2座オープンカーですからね。本当に市販されるのかと、今だに信じられません。

一緒に展示されていたHONDA Sports 360。
1962年に、二輪車メーカーだったHONDAが初めて一般に公開した四輪車がS360。個人的にはこっちのデザインの方が好きですが・・・。昭和の男ですからね!




ついでにダイハツブースも見てきました。
同じく2座オープンのコペンです。

こちらも市販前提のコンセプトカーです。外装を取り外して着せかえることで、2種類の外装を楽しむことができます。でも、本当にそんなことする人いるの?!

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くたくたに疲れましたが、久しぶりにワクワクする時間を楽しめました。若者が車に興味を持たなくなってきているということですが、夢のある車があれば、またきっと昔のようにスーパーカーブームだってやってくる!と信じて疑わない私なのでした。


Category: 趣味
Posted by: toirocoffee
朝晩はすっかり涼しくなって、すっかり秋の気配です。昨年は確か、10月に入っても暑い日が続いていたような気がしますので、今年もまだまだどうなるかわかりませんが・・・

猛暑は、人間からすべての気力を奪ってしまうようで、音楽を聴いていてもなんか上の空。涼やかな空間で、ブラックコーヒーを飲みながらお気に入りの音楽を聴く。そんな些細なことが人生の幸せだったりすることを、ここのところの涼しさで久しぶりに思い出したりします。

そんなワケで、「しっとりと音楽を聴きたいな〜」と思いまして、先日1枚のCDを購入しました。シェリル・ベンティーンの「Songs of Our Time」




シェリル・ベンティーンという名前にはピンとこない人が多いかもしれません。でも「マンハッタン・トランスファー」という4人組のコーラス・グループと聞けば、ほとんどの方がピンとくるハズ。シェリルは、79年からこのマンハッタン・トランスファーの一員として活躍してきた女性ボーカリストです。

「われわれの時代のスタンダード」をテーマにして出来上がったこのアルバムは、すでに5年前の企画アルバムです。テーマの通り、ジャズに縛られずに、もうちょっと裾野を拡げたジャンルの曲を、シェリルがしっとりと歌い上げているアルバムです。

「われわれの時代のスタンダード」ということで、最近の曲では、ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why?」あたりが新鮮。私の青春時代からの選曲では、シンディー・ローパーの「Time After Time」や、サザンオールスターズの「いとしのエリー」あたりが嬉しかったりします。


今週はお店のBGMとしてヘビー・ローテーション中ですから、ご来店の際にはちょっと耳を傾けてみてください。


08/14: 風立ちぬ

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Posted by: toirocoffee
今日は長女と2人で、話題の映画「風立ちぬ」を観てきました。

せつない映画だなあ・・・
エンドロールに流れる荒井由美さんの「ひこうき雲」が映画にぴったりマッチしていて、席を立つのが惜しまれるような、そんな素敵な余韻に浸ってきました。

観終わって、となりを見たら、娘が号泣してました(笑)。
素晴らしい作品を作ってくれた宮崎 駿さんはじめスタッフの方々に感謝です。




帰宅してから、昨日の続きを・・・。
しっかりとボンドが乾燥したボックスに、スピーカーユニットを付けてあげれば完成です。

早速試聴。
5cmという極小スピーカーユニットながら、十分に量感のある低音が出てきました。ボワツとした、輪郭が甘い感じの音は、バックロードホーンの個性でしょうか。なかなか面白いです。






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Posted by: toirocoffee
夏休みの工作として作ったヘッドフォン・アンプ、快適です。
ツマミを回して音量調節すると、やっぱり落ち着く。
昭和の男ですから(笑)。




さて、本日は夏休みの工作・第二弾であります。
1ヶ月ほど前に購入しておいたスピーカーのキットを組み立てました。

箱を開梱して、内容の確認から。
A4の箱から出てきたとは思えないほど多くの板・・・。構造が複雑な「バックロードホーン」ですから、板の点数もどうしても多くなります。



キットの内容で、唯一の不満は「吸音材」。なんか頼りなりペラペラのスポンジが入っていたのですが、これは手持ちの天然ウールを使うことにしました。

上がキットについてきたスポンジ。下が天然ウールです。




板にはすべて番号が振ってありますので、図面を見ながら、その番号順に組んでいくだけ。はみ出した木工ボンドを塗れ雑巾でぬぐいながら組み立てていきます。

これぞバックロードホーン!
側面の板を両方とも接着した時点で、この構造を拝むことはできなくなってしまうのが非常に惜しい・・・



2時間ほどで完成。いつもはここから塗装の工程に入りますが、今回は塗装しません。いや、この暑さの中、何度も塗って、そして研磨して・・・考えただけで汗が出てきますから・・・。

辞書としての使命をとっくに終え、新任務に就いている我が家の辞書くんがこんな時は活躍してくれます(笑)。




早くスピーカー・ユニットを組み込んで音を出してみたいところですが、ボンドがしっかり乾くまで、一晩はそっとしておきます。

今日はここまで!



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Posted by: toirocoffee
娘が使っていた「iPod touch」を私が使うことになり、たまにヘッドフォンで音楽を楽しむようになりました。

「iPod touch」に直接ヘッドフォンやイヤフォンを挿せば、音楽がどこでも楽しめます。「もっと面白いことができないのかな?」と調べてみると、「iPod touch」からの出力をいったんヘッドフォンアンプに経由させて、ヘッドフォンアンプから音楽を楽しむという方法を楽しんでいる方が結構いるようです。

ヘッドフォンアンプは安いもので5000円前後、高いものは10万円近くするものまであります。タダ同然で娘のお下がりを使い始めたのに、アンプに高額な投資をするのはもったいないと思い、またまた調べてみると・・・

ありました!ヘッドフォンアンプキット。自分でゼロから基板を組み立てるキットです。このキット、なんと価格が840円!ボリュームツマミがついていないので、60円のツマミを別途購入しましたが、それでも900円!送料500円払うのがとてももったいないような価格です。

秋月電気通商が販売している、「AKI HPA7404」というキットです。


到着したキットは、こんな感じでビニール袋にパーツが入ってきました。



パーツを全部並べてみます。全部でこれだけです。本当にこんなんでヘッドアンプができるのか?心配になってしまうほどです。



まずは、プリント基板にカーボン抵抗を半田付け。



その他のコンデンサーやらボリュームやらをハンダ付けして完成。バッテリーは単4電池を2本使用。電池をセットして、iPod touchをつなげて、ドキドキしながら音だしです。

ダイアナ・クラールの「Live In Paris」を再生してみます。
やった、音が出ました!楽しい〜。



基板剥きだしで使うのも心もとないので、ケースに入れたいと思い立ち、あれこれ探してみると、以前使っていた「iPod shuffle」が入ってきたアクリルケースがいい感じ。さっそくドリル片手にぐりぐりと・・・

ケースに入れるだけで何となくサマになりました。




「音が良くなる」とか、そんな事はよくわからないし、どーでもいいんです。つないで、ボリュームのツマミを回して・・・そんな無駄な手間が楽しいのです。



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Posted by: toirocoffee
毎日チェックしているimpress社のホームページにて、先日「夏休みの工作」と称して私が購入したスピーカーのキットの、詳細な作成レポートが掲載されていました。

記事はこちら => http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/20130731_609727.html


あ〜、早く組み立てたいっ!


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Posted by: toirocoffee
数か月前から注文しておいた「夏休みの工作」が届きました(笑)。

月刊Stereoの8月号。定期購読している雑誌ではないのですが、たまに面白い付録が付いてくるので、付録がある号だけは買うようにしています。(先日紹介したデジタルアンプの基盤も、この雑誌の付録でありました)

今回の付録は、スピーカーの5cmユニット。付録といっても、デンマークのScanSpeakという有名なメーカーが作成したもので、スピーカーの裏面にはちゃんと「made in denmark」の文字があります。


昨年の夏に、このメーカーの10cmユニットが付録でついてきて、そのユニットを使って娘用のスピーカーを作りました(夏に買ったのに、作ったのはすでに冬でしたが・・・)。そのスピーカーが結構いい音で鳴ったものですから、またまた懲りずにスピーカーを作ろうと思います。スピーカーの箱は、この雑誌と同時に発売された「キット」を組み立てる予定です。




どうです、この小ささ。
以前にも5cmユニットを使ったスピーカーはいくつか作ったことがありますが、ボーカルものを聞いたりするには、なかなか面白いです。小さいからといって侮れません。




そして今回の目玉は、このスピーカーBOXのキット。その構造が、なんと「バックロードホーン」であります!写真を見ればわかるように、ユニットの背面から出る音を、ラッパの音道よろしく拡大していくという方式です。




その構造の複雑さゆえに、今ではスピーカーメーカーがこの構造を採用することはなくなってしまいましたが、スピーカー自作派の間では、今でも人気のある方式です。

この方式のスピーカーを、大きなユニットを用いて作るのはとてつもなく大変なんですが、今回の5cm用くらいであれば、私のような素人さんでも何とか作れそう。今からワクワクしています。

夏休みの工作なんて言っていますが、昨年同様に手つかずのまま冬を迎えるなんてこともあるかもしれませんが、完成しましたら、またこのブログでも紹介させていただきたいと思っております!