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Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
マンデリンの銘柄が変更になります。

今回販売させていただくのは、マンデリン・ポルン(フレンチ・ロースト)
今まで販売していたマンデリン・トバコと同様にインドネシア・スマトラ島のトバ湖周辺で採れる珈琲豆ですが、さらにそのエリア内にあるポルン地区で採れたもの。より小さなエリアで採れた豆のみを集めたスペシャリティー・コーヒーです。



マンデリンと言えば「スマトラ式」と呼ばれる他国とは異なる精製方法が特色で、その方式で精製された豆はグリーンの濃い硬質な輝きをまとったものとなります。そして味わいは独特なクセを生み出し、この味わいを一度気に入ってしまうと、他のコーヒーでは満足できなくなってしまいます。

今回のポルンももちろんスマトラ式で精製されており、その独特な「マンデリン感」はあるのですが、その後味は驚くほど爽快。奥行きのあるコクを堪能しつつもスッキリとした飲み心地という不思議な味わいを堪能することができます。

「ちょっとマンデリンのフレンチローストは苦手」という方にも、ぜひ一度試してもらいたいマンデリンです。

マンデリン・ポルン・フレンチロースト
¥700(100g・税別)




Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
今月の限定販売豆「イエメン・バニーマタル・フルーツチョコレート」、フルーティーな香りの中にカカオの香ばしさが混在したような唯一無二の味わい。モカ・マタリの名前で愛されてきた珈琲豆のその味わい、もうお試しいただけましたでしょうか?

モカ・マタリの話しをお客様としていたら「ああ、コーヒー・ルンバの歌詞にも出てきますよね」という話しでちょっと盛り上がりました。いろんな方がカバーしている曲ですが、私の年代だと鉄板なのは井上陽水さんのソレ。ちょっと変化球なのは当時アイドルだった荻野目洋子さんが歌ったバージョンあたりでしょうか。

他にどんな人が歌っているのか気になったので調べてみたら、福山雅治さんとかも歌ってるんですね。その味わいだけではなくて「モカ・マタリ」という言葉の響きが何とも言えずエキゾチックで、一度覚えたら忘れられない不思議な曲です。


今日の店主のランチは、そんなモカ・マタリの味わいを表現すべく、こんなトーストを焼いてみました。



全粒粉の食パンの上に乗せたのは自家製のブラムリー(青りんご)とキュウイフルーツのジャム、そしてチョコレート。説明するまでもなくイエメン・バニーマタル・フルーツチョコレートの”フルーツ+チョコレート”をイメージしたトーストです。
横にある目玉焼きは、最近マイブームでほとんど毎日焼いている”折り返した”目玉焼き。折り返すと半分になって黄身が見えなくなってしまいますので、これを”目玉焼き”と呼んでいいのかどうか迷うところですが・・・。

ジャムがトーストに合うのはもちろんですが、全粒粉食パンのカリッとした食感とチョコレートのマッチングがとてもよくて、これはいろんな方におすすめしたい食べ方です。ただ、昨今のチョコレートの価格の高騰はすざまじいものがありまして、なかなか気軽に買えない甘味となってきました。珈琲豆の価格も上がる一方ですし、これからの日本の食卓はどうなっていくのでしょうか?


現在、十色珈琲ではエチオピア・イルガチェフ・アリーチャ、そしてイエメン・バニーマタルと2種類のナチュラル精製の豆を取り扱っております。

エチオピアのピーチにちょっとだけイチゴを混ぜたような爽やかなフルーティーな香りに対して、イエメンの完熟マンゴーにカカオを加えたような濃厚な香り。両者の違いを比べながら飲んでみるのも面白いです。

イエメンは今月の限定豆ですし、エチオピアのナチュラルも仕入れたロットが年末〜年始くらいには終わりそうなので、その後はまたウォッシュ精製のものに切り替わる予定です。

イエメンとエチオピア、どちらも国の豆もかつて「モカ港」から出荷されていたことから「モカ」の名を冠されて販売されてきた経緯があります。ぜひとも両者の味わいを今のうちにご堪能ください。



Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
11月の限定販売豆のお知らせです。

本日よりイエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート(ハイロースト)の販売を開始しました。

通常ランナップのエチオピア・イルガチェフのナチュラル、先月の限定販売豆のコスタリカ・タラス・スカーレットマコーに続く、いわばナチュラル3作のトリを務めるかたちで販売させていただきますイエメンのナチュラル豆。

イエメンのコーヒーといってもピンとこない方は、「モカ・マタリ」という名前を聞いたら「ああ〜、それのことですか」と思われる方も多いかと思います。

高級コーヒー豆の代表として多くのコーヒー通から愛されてきたモカ・マタリ。「マタリ」とはまさに今回の豆の生産地であるバニーマタル地域のマタルというところから名付けられているのです。

今でも屋根の上でコーヒーチェリーを乾燥させるという方法を守り続けているイエメンの少数農家が作り出すこのコーヒーは、ナチュラル精製ならではのフルーティーさを持ちながらも、カカオの酸味を感じる味わいで、その味わいから「フルーツ・チョコレート」という名前が冠されています。

ナチュラル豆のフルーティーな醍醐味を味わっていただくためにはもちろんストレートで飲んでいただきたいところですが、今回の豆に関しては砂糖を加えて飲んでみるのもありかもしれません。



イエメンの豆は粒揃いはあまり良くなくて焼き上がりも色ムラが結構あったりします。故にハンドピックはかなり苦労します。しかしながらそこから生まれる唯一無二の味わいはやはり日本人が昔から愛してきたモカ・マタリでありまして、自家焙煎店としては苦労を強いられる豆ではあるのですが、多くのコーヒー・ファンの皆様に飲んでいただければ・・・と思うのであります。

イエメン・バニーマタル・フルーツ・チョコレート
ハイロースト(中煎り)
¥1,200(100g・税別)

本日より店頭にて販売しております。


<<< 雑談 >>>

今日はアメリカ大リーグのワールド・シリーズの第7戦。最終戦までもつれ込んだロスアンジェルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズの頂上決戦でした。

ちょうど妻と店番を代わって昼食を食べる時間帯にインターネット・ライブが放送されていて、延長でドジャースの山本由伸が投げているところを観る事ができました。

大谷が先発して3ランを被弾するも、打線が自慢の一発攻勢で9回に追いつき、延長戦でトドメの一発で逆転。そして昨日先発の山本由伸が抑えてのワールド・チャンピオンという劇的なシナリオ。素晴らしい一戦でした。

敗れたトロント・ブルージェイズは大リーグでは唯一のカナダのチーム。ドジャースを下してチャンピオンになるまであと2アウトというところまで追い詰めたのですから、本当にいい戦いぶりでした。きっとカナダの全国民がTVに釘付けになっていたことでしょう。両チームに惜しみない拍手を贈ろうではありませんか。



野球観戦しながらいただいたコーヒーは、もちろん今月の限定豆であるモカ・マタリ。

そのフルーティーでコクのある味わいは、メジャーリーグの最終決戦をさらに盛り上げるための大きなスパイスとなってくれたことは言うまでもありません。