休日になると甘いものが無性に食べたくなる十色珈琲の店主、ドライブを兼ねて下諏訪宿にある和菓子屋さん「新鶴本店」さんまで出かけることにしました。

甘い物が好きなお客様や知人に「美味しい大福もちを売ってる店を知りませんか〜?」と聞いていたところ、新鶴さんの大福もちが美味しいという噂を入手。明治6年創業だという老舗の新鶴さんと言えば「塩羊羹」が有名。我が家も何度も購入させていただいている定番の甘味です。

でも大福なんて売ってたかな〜?と疑問だったのですが、どうやら作る量も限られているため、開店早々に行かないと店頭から無くなってしまうようです(あとでホームページで確認したら、10時から店頭に並ぶとのこと。ちなみに開店時間は9時)

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新鶴本店の「楢の木を焚いて小豆を練り上げて作る」という塩羊羹は、諏訪の銘菓の代名詞



そうは言っても午前中に行けばまだ売ってるでしょう〜と思って11時過ぎくらいに行ったらすでに5個入りパックが2つ残っているのみ!危なかった〜。何とか購入できて胸を撫でおろしたのでありました。ちなみに商品名は「もちまんじゅう」

「お餅がすぐに硬くなってしまうので、今日中にお召し上がりください」と、お会計の際に念押しされましたので、これはすぐに食べないとダメでしょう、ということで下諏訪無料駐車場にあったベンチの上でいただくことに。この日はポットにコーヒーを入れて持参しましたので、コーヒーとともにいただきました。


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10時に店頭に並び、11時過ぎには売り切れてしまう「もちまんじゅう」


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5個入り950円なり


「もちまんじゅう」は「大福もち」とは違うのか?と思っておりましたが、餅に片栗粉・上新粉などはまぶされていなくて、それが大福もちとは違っておりました。原材料を見てみると、砂糖、小豆、もち米、シンプルこの上なし。ちなみにお餅は臼と杵でついているのだそうです。

つきたてのお餅になめらかなこしあん。コーヒーとともにいただけばあっという間に幸福感につつまれます。美味しいなあ。新鶴さん、また寄らせてもらいます!

新鶴さんに行くときは、いつもお店の向いにある専用駐車場に車をとめていたのですが、今回は下諏訪無料駐車場にとめてちょっと歩いていくことにしました。せっかくの下諏訪宿の雰囲気を少し堪能してみたかったからです。


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宿場町の雰囲気を残す建物はそれほど多くはないですが、かつて本陣だった建物も「湯宿かめや」として残っており、それなりに風情を楽しめます。写真は「みなとや」さん


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宿場の街道と言えば水場があるのが普通ですが、さすが温泉の街である下諏訪宿、水場から出ているのは温泉です


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何ともシュールな風景に出会ったりして、楽しい散策でした(笑)



下諏訪宿を後にしたら、諏訪住宅展示場に向かいました。この日は、いつもお世話になっている「菓子工房・enn」さんがそこでおこなわれているイベントに出店されているということだったので、寄っていくことにしていたのです。

本当はennさんのベーグルサンドとポットに入れて持参したコーヒーで、どこかの見晴らしのいいところでランチにする予定でした。映画「君の名は」の聖地として人気スポットになった立石公園などが候補に上がっていたのですが、お昼ころから雨が降り出し風も強くなってきたのでこれは断念。帰宅してのランチとなりました。


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信州福味鶏を使用した鶏ハムのベーグルサンド。クリームチーズやアクセントのディルが効いた優しくも深い味わい。美味しかったです!