長野県内でも新型コロナウイルスの感染者が拡大傾向にあるということで、我が街塩尻市にも「不要不急の外出自粛要請」なるものが出されました。

国が発出した緊急事態宣言ほどの強さはないとしても、市民の皆さんはなるべく外出しないように努力をすることでしょう。私のように個人商店を営む者にとっては何とも複雑な気持ち。もっとも飲食業を営んでいらっしゃる皆さんはすでに大きな打撃を受けているはずで、それを思えば私のお店はまだましな方なんだろうと思います。

しかし、もっと感染が拡がって自粛の度合いも増してくるとなると、十色珈琲も休業せざるを得なくなるのかな?などと、一応は心の準備はしております。休業補償もありませんし、この店に通ってくれているお客様のことを考えると、お店はずっと開いていたいというのが本音ではありますが、1週間先のこともわからないのが現状です。

とりあえず、4月12日(日)は営業しますし、その先もお店を開いていきたいと思っておりますので、当店の珈琲を望んでくれているお客様が「コーヒー難民」にならないようにがんばっていきたいと考えております。


今日は定休日でしたので、妻はマスク作り、私は壊れたままになっていたカメラの修理をして過ごしました。



当店にいらっしゃるお客様の中でも手作りマスクをしてくる方が増えてきましたし、小池都知事が手作りマスクをつけて会見している姿もあたり前になってきました。

そんな方々のマスク姿を見ていると市販のマスクに比べてとてもファッショナブルに見えてきて、逆にうらやましく思えてきたりして、妻がマスクを作ると言いだしたので、もう着なくなった私の麻混の薄手の生地のシャツを快く差し出したのでした。

妻も久しぶりのミシン仕事ということで思ったより大変だったようですが、妻用と私用、それぞれにあわせたサイズのマスクが完成しました。つけてみるとこれがとても心地よい。明日はさっそくこれをつけて店頭に立ちたいと思っております。




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今朝TVを見ていたら、有名な免疫学者の方が「新薬を開発するのに100億用意できればある程度の目途が立つ」とおっしゃっていました。

首相が発表した一世帯あたり2枚の布マスク配布。某国会議員の調査では、そのマスクの調達と発送の予算は466億にもなるそう。

マスクが手に入らない。ならば自作しよう!ということで、とっくに庶民は自分たちの力でがんばって解決策を見出し日々を生きています。

未だに届かない2枚のマスクは今更いりません。そのマスクに巨額を投資して用立てる代わりに、そのお金を新薬の開発にまわしていただきたいのです。そのお金を昼夜問わずに戦っている医療従事者の方たちのために使っていただきたいのです。

自分の愛する家族、友達を恐ろしいウィルスから守ることは、家から出ない事以外、残念ながら私たち一庶民の力では何もできないのです。2枚のマスクを与えられてもそれではウィルスに立ち向かうことはできないのです。

私の声が、私たちの声が、日本国民の声が、どうか日本を動かすことができる大きな力を持つ人々の処まで届きますように。