朝晩はすっかり涼しくなって、すっかり秋の気配です。昨年は確か、10月に入っても暑い日が続いていたような気がしますので、今年もまだまだどうなるかわかりませんが・・・

猛暑は、人間からすべての気力を奪ってしまうようで、音楽を聴いていてもなんか上の空。涼やかな空間で、ブラックコーヒーを飲みながらお気に入りの音楽を聴く。そんな些細なことが人生の幸せだったりすることを、ここのところの涼しさで久しぶりに思い出したりします。

そんなワケで、「しっとりと音楽を聴きたいな〜」と思いまして、先日1枚のCDを購入しました。シェリル・ベンティーンの「Songs of Our Time」




シェリル・ベンティーンという名前にはピンとこない人が多いかもしれません。でも「マンハッタン・トランスファー」という4人組のコーラス・グループと聞けば、ほとんどの方がピンとくるハズ。シェリルは、79年からこのマンハッタン・トランスファーの一員として活躍してきた女性ボーカリストです。

「われわれの時代のスタンダード」をテーマにして出来上がったこのアルバムは、すでに5年前の企画アルバムです。テーマの通り、ジャズに縛られずに、もうちょっと裾野を拡げたジャンルの曲を、シェリルがしっとりと歌い上げているアルバムです。

「われわれの時代のスタンダード」ということで、最近の曲では、ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why?」あたりが新鮮。私の青春時代からの選曲では、シンディー・ローパーの「Time After Time」や、サザンオールスターズの「いとしのエリー」あたりが嬉しかったりします。


今週はお店のBGMとしてヘビー・ローテーション中ですから、ご来店の際にはちょっと耳を傾けてみてください。