昼食は、お客様がいらっしゃらないタイミングを見計らって、妻と店番を交代してササッと済ませるのですが、大抵は前日の夜ごはんの残りもの。でも、毎回余分にオカズが作ってあるワケではないので、何もオカズがない時にかかせないのが「冷や麦」です。なんと言ってもすぐに茹で上がりますので、時間が制約された中で食事を作らなくてはいかない時は、本当に重宝します。

父が無類の麺好きだったものですから、私の実家では、夏になると「ちょっと太めの冷や麦」を名古屋にある麺屋さんから「箱買い」しておりました。父が他界した後も、母がその習慣を守ってくれているおかげで、夏になるとその冷や麦のお裾分けが我が家にもまわってくるのです。そして夏場に食べきれなかった「冷や麦」が、冬になると暖かい麺となって登場するわけであります。

最近よく作っているのが「えび塩そば」。
もちろん私の勝手な命名でして、イメージは台湾の屋台で出てくるようなそば。(と言うとカッコ良さげですが、台湾には行ったことはありません・・・)



鍋にお湯を沸かしたら、半練りタイプの中華だしをティースプーンに1/3くらいと、干し桜えびを入れます。これに塩少々と市販のそばつゆの素をちょっとだけ入れればスープは完成。茹でたての麺と一緒にどんぶりに入れたら、適当な具材でトッピング。

今日は白髪ネギとハムの細切りをゴマ油で和えたものを載せて、白ゴマをたっぷりと。挽きたての黒コショウを振れば、完成です!