素人ソバ打ち名人戦・全国大会で優勝したキャリアをお持ちのAさん。
そんなAさんから打ちたてのソバをいただきました。

茨城産の粉を使った10割ソバと、地元である中山産のソバと、2種類のソバをいただきました。今日食べたのは茨城産の方。

つなぎを使わない10割ソバというと、どうしても細かくちぎれてしまいボソボソになるイメージがありますが、Aさんの打つソバは10割ソバでもきちんと腰があるのです。さすがの職人技。



ソバの薬味にはいろいろありますが、私が外せないのは「大根おろし」。
子供の頃いつも親に連れて行ってもらったソバ屋の薬味に必ずついていたのです。その味が染み付いてしまっていて、ソバ屋に行って大根おろしが出てこないと、何だか一味足りなくて物足りない気分になってしまいます。もちろん薬味用に使用するのは、小振りで辛味が効いた「ねずみ大根」を使用するのが鉄則であります。

先週は、数年前に務めさせていただいた町会の役員の集まりがありまして、当時の区長さんの手打ちソバをご馳走になってきました。任期が終わってからだいぶ月日が経つというのに、こうやって毎年ソバを振舞ってくれるKさんの優しいソバの味を堪能させていただきました。おかげ様で今週はソバ三昧です。

新ソバの季節。
気持ちを込めて打っていただいた、世の中でただ一つだけの味わい。その味をわざわざ届けていただける、そのありがたさに感謝の思いで一杯です。