「まだまだ暑いですねエ。」
お客様との会話も、それ以外の言葉が見当たらない今日この頃であります。

毎年、母が美味しい「冷や麦」の乾麺をたくさんくれるのですが、例年であればお盆を過ぎればめっきりと冷や麦を食べることはなくなってしまいます。ところが!今年はもう9月になろうとしているというのに、まだまだ冷や麦が美味しく食べられる・・・。喜んでいいものかどうか微妙なところです。

私が慣れ親しんできた冷や麦のツユは、カツオだしのツユにネギやショウガなどの薬味をちょっと入れるだけという、まったくもって代わり映えのしない、良く言えば「王道」の食べ方です。それ以外のツユで食べるなんて考えは、頭に浮かんだこともありませんでした。

しかし妻の実家では、すり鉢でゴマをすって、そこに味噌を加えて、これをダシ汁とあわせて「ゴマダレ」を作ります。最初は戸惑いましたが、何回も食べているうちにだんだんハマってきまして、妻に冷や麦を茹でてもらう時は、ツユをゴマダレにしてもらうことも多くなりました。



今日の私の昼食。
さすがにひと夏中冷や麦を食べていると飽きてきます。「カツオだし」や「ゴマダレ」だけではなくて、ちょっと工夫して何とか飽きないようにしなくてはということで、今日はツユにちょっとばかり中華の調味料である「XO醤」を入れて、すりゴマと庭で取ってきた大葉を刻んで薬味に入れてみました。

「XO醤」には干しエビが入っていますので、ほんのちょっと入れるだけでツユが中華味になります。加えて、赤トウガラシが入っていますので、ちょっと「ピリ辛」な味わいで、食欲が落ちた夏場にはぴったりです。

よそ様のご家庭では、どんなツユで冷や麦を食しているのかな?
自慢のツユがある!という方は、ぜひとも教えてください。