すっかり朝晩は空気が冷たくなってきて、秋の気配を強く感じるよになってきました。

秋といえば食欲の秋なワケですが、暑い時期にはまったくもってその気にもならなかったスピーカー製作をしたくなりました。一応、芸術の秋ということで。

リビングのソファで聞けるように、高さが90cmくらいのいわゆる「トールボーイ型」の箱がいいなと思ったのですが、このくらいのサイズの箱となると自分で作るのはとっても大変。さっさとネットで調べて、製作を請け負ってくれる方を探して依頼してしまいました。

「そこを自分でやらずして、自作スピーカーとは言えないでしょう」と言われると、まったくもってその通りなので、お恥ずかしい限りなのですが・・・




パイン集成材でできたスピーカーボックスに塗装をします。木の風合いを活かしたいので、今回はWATOCO-OILを使用します。

週末に屋外で塗装をすれば良かったのですが、早く完成させたくて、夕食後にリビングにて塗装開始。翌日まで盛大に臭いましたので、次回からは絶対に屋外で塗装しよう・・・と反省いたしました。




塗装が完成したら、箱の背面にスピーカーターミナルを付け、ターミナルにケーブルをハンダ付けして、ケーブルのもう片方をスピーカーユニットに繋ぎます。そして最後にユニットをネジで箱に装着して完了。

ネットオークションを利用して予め用意しておいた御影石のベースに置けば、ちょっと高級そうに見えるというものです。

集成材ですから、木片ごとに塗料の浸み込み方が違って、それが寄木細工みたいな表情になって、きれいな木目とはまた違った風合いを楽しめます。

今回使用したユニットはMarkAudioというメーカーの「CHN-70v1」というユニット。グラスファイバーを混ぜたペーパーをコーンに使用していて、うっすらと青みがかった色が個性的。

このユニットを使って小型のスピーカーをすでに作ってあったのですが、その音質がとても気に入っていたものですから、今回もこのユニットを使うことにしたのです。

完成したスピーカーで音出ししてビックリ!すごい低音!

同じユニットでも箱を変えるだけでこんなに違う鳴り方をするのを経験すると、さらなるスピーカー作りの沼へはまってしまいそうな予感・・・