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07/27: なつメロ

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
今日は松本市街のオフィスまで配達に行って来たのですが、いつもにもまして快適な道中でした。なぜかと言えば、車中でのBGMが素晴らしかったからです。

今日のBGMは、徳永英明さんの定番シリーズとなった「Vocalist」の3作目である「Vocalist 3」。このアルバムの選曲は、60年代生まれの私には「ど真ん中ストライク」なものが多くて気に入っています。


「喝采」
もうこれは、私と同じ世代の人には何の説明もいらない名曲ですね。ちあきなおみさんが歌って、72年に大ヒットとなった曲です。計算すると私はこの時「6歳」ということになるのですが、当時からこの悲しい歌詞が耳から離れなかった記憶があります。

−いつものように幕が開き、愛の唄歌う私に届いた知らせは、黒い縁取りがありました−

かなり衝撃的な歌詞ですが、この出だしの歌詞だけで涙腺がジワっときそうな感じになります。故郷に恋人を残してきた歌手の生き様を歌っているのですが、ちあきなおみさんの実際の体験を歌詞したという説もあって、尚更この唄を神秘的なものにしています。


「わかれうた」
これも当時から大好きだった中島みゆきさんの名曲です。私が11歳の時の大ヒット曲です。当時は毎週日曜日にラジオでやっていたベストテンものを聞くのが私の習慣だったのですが、ピンクレディーの「UFO」を聞きたくてラジオを聴いていたのに、突然にチャートインしてきてトップの座についてしまったのがこの曲。「中島みゆき」って誰だ!という感じでした。

−道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか−

・・・ないです。
もうこの出だしからして、小学生の私には強烈な歌でした。
これで中島みゆきさんに興味を持った私は、その後に彼女のLPレコードを買うことになったのですが、そのタイトルは「生きていてもいいですか」。
絶句です・・・。


「元気を出して」
薬師丸ひろ子さんが歌った竹内まりやさんの楽曲ですね。
大学時代に妻と一緒に演奏したこともある思い出の曲でもあり、夫婦ともに大好きな曲です。

薬師丸ひろ子さんのアイドル全盛期にはそれほど大ファンだったワケではないのですが、もちろん映画館に足を運んで「セーラー服と機関銃」を観た世代です。最近NHKの歌番組などで歌っている姿を拝見してからは、今更ながら1ファンとして応援している次第です。

今になってかつてのヒット曲を聞き返してみると、映画「Wの悲劇」の主題歌だった「Woman」が特にいいですね。ユーミンが書いた曲も素晴らしいですが、松本隆さんの詩が素晴らしいです。


「迷い道」
渡辺真知子さんの77年のデビュー作品にして大ヒットとなった作品。中島みゆきさんの「わかれうた」と同年ということになります。その後の「かもめが翔んだ日」や「ブルー」も大好きです。数年前に中古のLPレコードを購入したのですが、やはりこの年代の歌はレコードで聞くのが最高です。

−現在・過去・未来、あの人に会ったなら、私はいつまでも待っていると誰か伝えて−

いい歌詞ですね。心に残る名曲は、頭の数フレーズから、ズドンと心に来るものです。

子供の頃は、年配の人たちが古い歌を「なつメロ」と称して歌ったり聞いたりしているのを、「現代の音楽に耳を傾けないなんて、思考が古いんだよな」なんて思っていたものですが、何のことはない、自分が40代になってみれば、すっかり「なつメロ」にどっぷりと浸っているワケであります。
すっかりオヤジだなあ・・・


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
家具・雑貨・グリーン、そしてカフェ。
形にとらわれない自由な発想の店舗として営業されていた松本市島内のNELSMさんが、店舗を閉めることになりました。一昨年の営業開始から、ずっと当店のコーヒー豆を使ってくださってきたNELSMさんが無くなってしまうのは、自分としてもとても寂しい気持ちでいっぱいです。

カフェで使用するコーヒー豆を、どの店のものにするか決定する際、たくさんの自家焙煎店のコーヒー豆を集めて、店名を伏せた上で、スタッフのみなさんで試飲された結果選んでいただいたのが当店のコーヒー豆だったと伺いました。そのうれしい知らせを聞いた時の気持ちの高揚感は今でも忘れることができません。「それはホントですか?」と、思わず聞き返してしまったほどです。

有名店で修行したワケでもない、達人に極意を伝授されたワケでもない、ただ単純にコーヒーが好きで試行錯誤しながら自己流で焙煎人を目指してきただけです。そしてたどり着いた「ウサギ小屋」程度の私の店。いろんな雑誌やテレビで紹介されるような有名店も交えてのブラインド・テストという同じテーブルの上で競わせてもらえて、しかも十色珈琲の豆が選ばれた!そのうれしさたるや、本当に言葉では言い表すことができません。

このちっぽけなウサギ小屋程度の店だって理解していただける。信念はきっといつか通じる。その子供じみたバカ正直さをわかってくれる人がいるんだと、NELSMのスタッフの皆さんから教えていただきました。お店を通じての交流は途絶えてしまいましたが、私はこの1年とちょっとの間、NELSMさんと関わらせていただいた時間を、今後決して忘れることはないでしょう。明日からもまた、名も無き焙煎人として実直に珈琲豆と向き合っていくこと、それが唯一、NELSMのスタッフの皆様にして差し上げることができる恩返しだと思っています。NELSMのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!



NELSMさんに配達に伺う度に購入してきたシュライヒの動物フィギュアたち。今日は最後の閉店セールということで、何か掘り出しモノはないかな?と思って行ったのですが、動物たちはもう売り切れ。でも前から欲しかった「木」があったので1つ購入。立派な木が1つあるだけで、ぐっと動物たちの立体感が増した気がします。

お気に入りの動物を探すのも、私のささやかな楽しみだったので、やっぱりちょっと寂しいかな・・・


07/03: 梅の実

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
梅雨の合間のわずかな時間を見つけて、実家の梅の木を剪定しました。木を剪定する手間賃は、梅の実をいただくということで合意したのでした。

今年は梅の実が不作ということで、スーパーで売られている梅も例年より少なかったようですので、わずかとはいえ、ありがたい収穫です。少ないといっても採れた梅の実を計ってみたら6kgもありました。



昨年、お客様から譲っていただいた完熟した「南高梅」で作った梅ジュースが素晴らしく美味しくて、あの味が忘れられずに、今年はスーパーで「南高梅」を買い求めて梅ジュースを楽しんでいます。今日収穫した梅たちは、アルコール度数25度の麦焼酎を使って、自家製の梅酒にする予定です。

アルコールには弱い我が家ですが、これはまったくの別物でして、お気に入りのCDを聞きながら、甘〜い梅酒をそれこそチビチビと舐めるように飲むのは大好きなのであります。今から梅酒の出来上がる秋が楽しみなのでした。