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Category: 一般
Posted by: toirocoffee
先日、母が78歳の誕生日を迎えました。
子供の頃、家族の誕生日というのは、それが誰の誕生日であれ「うれしいもの」と思っていましたが、さすがに自分の親が歳を重ねていくという事実にはとまどいを覚えます。人は老いるもの。それは分かっているのですが、老いていくその人から受けた愛情に、あとどれくらいの恩返しができるのだろう?と考えると、受けた愛情の何分の1も応えられていない気がして、なんだか自分がとても薄情な人間に思えてきてなりません。

自分の力が足らぬならば、ちょっとばかりの助けをいただくことにしましょう。そこで登場するのは、もちろんICHiEさんにお願いして作ってもらったバースデーケーキ。ローソクの灯りが揺れた先から覗く家族の笑顔に、その笑顔がいつもまでも続くことを願ったのでした。




(お知らせ)
5月15日(土)の10:30から、ICHiEさんのカフェスペースにて、「コーヒーの淹れ方講座」をさせていただくことになりました。「何となくコーヒーを淹れているけど、これでいいのかな?」なんて思っている方や、「いつもはコーヒーメーカーでコーヒーを淹れているけど、ハンドドリップにも挑戦したい!」という方、ぜひともいらっしゃってください。もちろん美味しいプチ・ケーキ付きです。お土産の「ICHiEブレンド」が100g付いて、参加料はお一人様¥2,000です。

お申し込みはICHiEさんまでお願いいたします。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
昨日は第三金曜日だったので当店の定休日。なかなか第三金曜日という、月に1度の定休日を覚えていてもらえるのは難しく、もしかしたら昨日もご来店いただいた方がいたかもしれません。そんなお客様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私と妻のささやかな楽しみの1日でありますので、そこはなんとかご容赦いただければと思います。

そんなワケで、昨日は松本シネマライツで「アバター」を鑑賞してきました。上映の最終日になんとか滑り込みで観に行くことができて良かった・・・。

ジェームス・キャメロン監督と言えば、「タイタニック」「ターミネータ」といった作品が挙げられることが多いですが、私が一番印象に残っているのは「エイリアン2」です。エイリアン2で主役のリプリーを演じていたシガニー・ウィーバーが本作品でも重要な役どころを演じていて、そういう意味ではこの作品は、ストーリーはまったく別のものではありますが、「エイリアン2」の続編的な作品に感じました。人間が乗って操縦するロボットは、エイリアン2の最後でリプリーが操縦してエイリアンと戦ったロボットの最新版という感じでしたし、本作品の舞台となる「惑星パンドラ」に生息する猛獣が歯ぐきをむき出して威嚇する顔つきなんかは、もうエイリアン2そのもの。過去の技術を陳腐化することなく昇華させていけるのは素晴らしいことですね。

ストーリーの根底に流れる「対 先住民」というコンセプトは、インディアンとの抗争の歴史を持つアメリカ人の心の奥底にあるものかと思いますが、そこに宮崎作品の代表作「もののけ姫」の「自然との共存」というテーマをうまく盛り込んで、それをSF仕立てにして、ややもすると複雑になすぎるようなとても盛りだくさんのテーマを、うまくまとめ上げた作品だと思いました。足の不自由な主人公が、遠隔操作で操ることになる「アバター」で大地を自在に駆け巡るという設定にも、「なるほど」と思わされました。この設定があるからこそ、主人公が先住民であるナヴィに、あれほどまで感情移入してしまうという伏線にもなっているワケです。上演時間が160分という大作ですが、飽きることなく楽しませていただきました。トイレを我慢するのがツラかったですが・・・。残念ながら吹き替え版での鑑賞でしたので、DVDで字幕版をもう1度観たいと思います。




そして一夜明けた今朝は、なんと一面の雪景色!「かんべんしてくれ〜」と思いましたが、家の窓から見える小学校の桜の枝に雪の白が混ざって、なんとも不思議な光景でしたので、デジカメ片手に近所の公園まで散歩してきました。お昼にはほとんど溶けてしまった雪ですが、朝の時点では、我が家の庭には15cmくらいの積雪がありました。本当にびっくりさせられる今年の春の天気です。アバターを観て自然の尊さを改めて考えたところでありましたので、世界各地でおきている天候不順の様相は、何だか近い将来、本当に他の惑星への移住を考えないといけないのかな〜なんて考えてしまいます。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
お客様から電動ミルについてご相談を受けることがあります。いろんな価値観がございますので、どれか1つだけをオススメすることはなかなか難しいのですが、はっきり言えることは「その機械と末永く付き合う」つもりがあるのかどうかということ。コーヒー党にしてみれば毎日使うことになる大事なマシンです。長く付き合ってくれるというならば、間違いなくオススメするのはカリタの「ナイスカット・ミル」です。

業務用のミルの形をそのまま小型化した電動ミルで、電気ポットが置けるくらいのスペースがあれば設置できます。「カット・ミル」というだけあって、鋭利な回転歯が、豆をムラなくきれいに挽いてくれます。お値段は大手の通販サイトで18,000円前後です。これから先、10年以上は付き合っていくつもりがあれば、決して高い買い物ではありません。注意点としては、粉を受ける部品がプラスティック製でとても使いにくい。いっそのこと、この部品ははずしてしまって、100円ショップ等で買えるようなステンレス製のコップ型容器で代用してしまってください。ちなみに我が家で使っている様子がこちら。



ご覧のように、粉受けはステンレスカップです。これならば掃除も楽チン。
当店で取り寄せすることもできるのですが、時間がかかりますし、今やネット通販の方が安い時代ですので、前述させていただきましたように「Amazon」などの大手サイトで購入されるのがよろしいかと思います。

それでも、少しでも安い方が家計的にも助かるという方には、「プロペラ式ではなくて、臼歯式のものをご購入ください」とアドバイスさせていただいております。しかし、これを理解していただくのがなかなか難しい。いつもカタログの写真をお見せしつつ何とか説明しているのですが、ちょうど良い特集がインターネット上にありました。私が毎日欠かさずチェックしているimpress社さんのサイトの中にある、「家電watch」というカテゴリーにて紹介されています。
記事はここ。

カット・ミルには性能は及びませんが、コーヒーメーカーにおまけ程度で付いているプロペラ式のミルとは雲泥の差です。難点はやはり粉受けにありまして、この部品周りに微粉がびっしりと付いてしまって掃除が大変なこと。面倒くさいですが、豆を挽くたびにきれいに掃除してあげた方が良いでしょう。

余談ですが、以前スターバックスでイタリア製の「電動グラインダー」なるものが売られていましたが(今も売ってるのかな?)、イタリア製のグラインダーはエスプレッソ用が前提ですので、豆を挽く際の「粗さ設定」を一番粗くしても、かなり細挽きの粉になってしまいます。一般的なドリップ用としてご購入される場合は、「グラインダー」という名前の商品は避け、「ミル」という商品名になっているものをお選びください。