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Category: 一般
Posted by: toirocoffee
我が家では、朝食時にはたっぷりのコーヒーを保温ポットに淹れて、30分くらいかけてゆっくりと食事とコーヒーをいただくのが日課です。

先日、その保温ポットのフタをうっかり落として破損させてしまいました。保温ポットの定番でもある「サーモス」というブランドのポットですから、きっとフタだけでも売っているだろうと思っていたのですが、10年以上も前の型番ということでフタ単品での入手は難しそう・・・

まあ10年以上も働いてくれたポット君ですから、ここはお役御免ということにして、新たなポットを買う事にしよう!ということでさっそく調理器具とテーブルウェアを扱っているお店へと足を運びました。

お目当てのサーモスの保温ポットはもちろん置いてあったのですが、最近のコーヒー関連器具のトレンドの中心となりつつあるハリオのポットもとてもお洒落で、どっちにしようか迷ってしまい結局その場では結論が出ず。もうちょっと熟考してから決めましょうということになりました。

せっかく来たからついでにと見始めたテーブル・ウェアのコーナーで、私はそれと出会ってしまいました・・・

セラミカ・アルティスティッチナ社のカプチーノ・マグ。




ポーランドのハンドメイド食器のメーカーで、日本にもたくさん輸入されて百貨店などには並んでいますから、テーブルウェアに詳しい方ならすぐにわかる有名なメーカーです。

大量生産しているとはいえ、きちんとハンドメイドを貫いているメーカーさんということで、よく見ると1つづつ微妙に形が違います。絵付けも手描きですから微妙に風合いが異なるところも魅力。カップの底には絵付した職人さんののイニシャルがシリアルナンバーとともに描き込まれていて、1つ1つ違う表情を見せる作品をとても大切にしているメーカーさんだということが分かります。


実は、このカップに惹かれたのには伏線がありまして・・・

夕飯後に直火式のエスプレッソ抽出器具(ビアレッティ社のモカ・エクスプレス)を使って、カフェインレス・コーヒーの濃〜いやつを飲むのが我が家のここ1年くらい続いている習慣。アイスクリームとかがある時はそのままエスプレッソ風に。ちょっと軽く飲みたい時はお湯を足して。一緒にいただく甘いものが無い時は砂糖をティースプーン1杯くらい入れて甘くしたり。

そんな夜のコーヒータイムの時に楽しんでいる最近の我が家のブームは、youtube(ユーチューブ)の試聴。
TANUKOさんなるスウェーデンに在住の日本人女性が配信しているyoutube作品で、チャンネルの名前は「猫と北欧暮らし」
これをコーヒーを飲みながら毎晩ちょっとづつ見るのにハマっているのです。

作品の中に登場する北欧の豊かな自然に調和した街並みや素敵なデザインの食器を見てるだけで何だかこちらまで北欧暮らしを体験しているような感じに。「語り」がまったく入っていなくて、素敵な音楽と字幕だけで構成されているところも夜のコーヒータイムにはぴったりだし、作品も10〜15分くらいのものが多く、可愛い2匹の猫ちゃんたちが登場するのも魅力です。

そんな日々を過ごせしているせいか、テーブルウェアが並んでいるお店に入ると、つい北欧の食器はないかな〜なんて探してしまう自分がいました。今回購入したセラミカはポーランドのメーカーですので、正確には北欧というワケではないのですが、バルト海を挟んで北側にスカンジナビア半島があるわけですから、「ほとんど北欧でしょ」と個人的には思っております(都合の良い解釈)

このカプチーノ・マグっていうサイズが絶妙で、このサイズのカップってなかなか見つからないんですよね。小さいものだとエスプレッソ用のデミタス・カップサイズになってしまって、その次だと普通のコーヒーカップに。だから、このサイズの素敵なカップに出会うとついつい購入してしまいたくなります。それがこんな素敵なデザインだと、もう迷う理由は何もないというものです。




というワケで思わず衝動買いしてしまったセラミカのカプチーノ・マグ。
ハンドメイドならではの微妙な曲線が、唇に触れた時にとっても優しい感じ。華やかだけどシンプルな色と柄の連続で構成されたデザインがとても落ち着きます。

妻のお母さんが編んでくれたコースターの上に載せてアツアツのエスプレッソを注げば、ゆったりとした北欧の時間に包まれて、せわしくて嘘だらけで心から信用できないと思ってしまう「日本」という我が国のことを、ちょっとだけ忘れさせてくれるような気がします。



Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
高校を卒業し、上京して一人暮らしを始めてから結婚するまでの約10年間、私の朝食は「コーヒー」「トースト」「目玉焼き」というのがお決まりでした。

コーヒーは暑い夏になると冷たい牛乳に変わったりすることもありましたが、朝からガリガリと手挽きのミルで豆を挽いて、フライパンに玉子を割り入れることが、自分を目覚めさせる1つのルーティーンとして無くてはならないものになっていました。

特に料理が上手でなくても作れるし、朝の慌ただしい時間の中でサッと作れるこのメニューは、私に限ったことではなくて、世界中の鉄板メニューであるといってもよいかと思います。


20代の頃、ふと立ち寄ったパン屋さんで「エッグ・トースト」なるものを発見しました。トーストの上に目玉焼きが乗っているようなビジュアルですが、明らかに食パンの上に玉子を載せてから一緒に焼き上げている様子。そうか、こうすれば忙しい朝にトーストと目玉焼きが同時に作れるではないか!と、まさに目からウロコな出来事でした。

さっそく自分でも試してみることにしたのですが、これがなかなかうまくいかない。平らな食パンに生卵を割り入れた時点で、もうきれいに乗ってくれません。そこで適当な大きさのビンの底を食パンにギューっと押しあててくぼみを作り、そこに玉子を入れてなんとか形にはできるようになりました。

しかし、これを上手に焼き上げるのはけっこう難しいのです。食パン1枚をトースターで焼き上げる時間は、だいたい2〜3分くらいかと思うのですが、その時間だと玉子がまだ固まってくれない。そこでトースターの時間設定を長くすると、今度は食パンのフチの方が焦げてしまうのです。

そんな何回かの挑戦の末に、エッグトーストを作るというのはあきらめて、いつものトーストと目玉焼きという朝食スタイルに戻りました。


今自分が作るのなら、もっとまともなモノが作れるのになあ・・・とふと思い出して、自分のランチ用に久しぶりにエッグ・トーストを作ってみることにしました。

我が家では、スライスしてある食パンを買ってきたらすぐに冷凍してしまいます。この冷凍した食パンなら玉子に時間をかけてじっくりと焼き上げても簡単に焦げることはないはず。

バターを軽く塗ったら、食パンのフチには、ツナと玉ねぎのみじん切りとマヨネーズを混ぜたもので土手を作ります。こうすれば生卵を割り入れてもいい感じに収まります。

これをトースターに入れて焼くこと約8分ほど。まだ焼き足りなかったらちょっと追加で焼いてみたり。それでも食パンのフチが焦げることはなく、いい塩梅でエッグトーストが完成しました。あとは軽くハーブソルトと黒胡椒を振ってあげれば完成です。

そしてコーヒーは、自分が大好きなコロンビア・ピンク・ブルボンを粗挽きにして淹れたものを、たっぷりとカップに注いで。




まずはコーヒーを一口。甘みを含んだフルーティーなアロマが口の中で拡がって、この時点ですでに幸せ。そしてエッグ・トーストのフチにかぶりつきます。ツナと玉ねぎのコンビネーションに感謝しつつ、またコーヒーを一口。

そして中央の玉子の部分を迷わずガブッと。ちょっと半熟状態の黄身がこぼれ落ちますが、それがお皿に添えたレタスにこぼれてちょうどいいドレッシング替わりになったりして。


ピンク・ブルボンの香りに包まれていただくエッグトースト、50代になった今だからこそじっくりと味わえるのかな?などと思いつつ、急ぎ足で過ぎて行った20代の頃を懐かしく思い出すのでした。



Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
2月19日は第3金曜日ですので、当店の定休日となります。
毎土曜日の定休日と合わせて、19日(金)、20日(土)と連休となりますので、何卒ご了承願います。



フルーティーなアロマが堪能できる、ピンク色に熟する希少なブルボン種のコーヒー、「コロンビア・ピンクブルボン」
期間限定にて絶賛販売中です!


02/08: 珈琲時間

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
我が家では、毎朝のパンと一緒に、そして夕飯後の団らんにコーヒーを飲むのが習慣です。お店で味見をするのにもコーヒーを淹れることはありますが、それはまたリラックスして飲むコーヒーとは別のもの。やはりリラックスしてプライベートな時間でいただくコーヒーが最高です。

リラックスしていただくコーヒーが格別なのは当たり前なのですが、ちょっと心がささくれ立った時とかに淹れるコーヒーは、ちょっぴり心を癒やしてくれるような気がします。

茶道が心を整えるものとして用いられるように、お湯を沸かして、粉を挽いて、ゆっくりと濾過して、お気に入りのコーヒーカップに注ぐ、その一連の動作を含めて、コーヒーを淹れるという所作にも、心を整える効果があるんじゃないかな?と私は思うのです。

そんな事を考えながら、今日は珍しく昼食の後にコーヒーを淹れてみました。
ああ、やっぱり落ち着くなあ、この感覚。




コロンビアのピンクブルボンは、その名前の通りブルボン種の豆なのですが、目隠ししてブラインド・テイスティングすれば、「これってゲイシャ種でしょ?」と言ってしまうような甘みを含んだ酸味と、フルーティーさが特徴。

美味しくいただくには、なるべく上品な酸味だけを抽出できるように、ちょっと粗挽きにして、沸かしたてのお湯ではなくてちょっとだけ冷ましたお湯で淹れてあげるのがいいように思います。


お気に入りの音楽をBGMにリラックスしていただいてもいいし、ちょっとだけ曇ってしまった心のもやもやを晴らしたい時、そんな様々なシーンでの珈琲時間(コーヒータイム)を楽しんでいただけたら・・・と思います。


いつも1カ月も持たずに終了してしまう限定販売豆ですが、ピンクブルボンは余裕を持って仕入れましたので、3月半ばくらいまでは販売できるかと思います!


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
期間限定販売豆のお知らせです。

ピンク色に熟するブルボン種のコーヒー豆、「ピンクブルボン」をハイ・ロースト(中炒り)にて販売します。

昨年も今頃の時期に販売させていただきましたので、1年振りということになります。

昨年はシティー・ロースト(やや深炒り)にして提供させていただきましたが、今年度はハイ・ロースト(中炒り)ということで、昨年とどんな風に変わるかな・・・と思って焙煎してみましたが、ハイ・ローストのピンクブルボン、とっても美味しい!

ウォッシュ精製のブルボンとは思えないフルーティーさ。ドライフルーツのような甘さが十分にあり、酸味との調和が素晴らしいです。

この1年間で飲んできたコーヒーの中では、一番私の好みかもしれません。
自分の好みを押し付けるのも何かと思いますが、たくさんの人とこの美味しさを共有できればいいな・・・と思っております。


コロンビア・ピンクブルボン ハイ・ロースト(中炒り) ¥800(100g)

期間限定にて販売中です!