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Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
本日から、ガテマラ共和国のコーヒー豆の最高峰である「エクセル・マウンテン」の販売を開始いたしました。

ローストは「シティ・ロースト(やや深炒り)」。
価格は¥500(100gあたり)です。

ガテマラは、日本語表記では「グアテマラ」が正しいのですが、当店がオープンしたての頃、年配のお客様などが非常に言いにくそうにしていらっしゃいましたので、途中から「ガテマラ」という発音しやすい呼称に代えました。

中米に位置するガテマラの面積は、日本の三分の一にも届きません。海に面した一部分を除いてほぼ山岳地帯で占められていて、コーヒーの栽培には非常に適した気候を持ちます。

日本の大部分のお店で取り扱われているガテマラ豆は「ガテマラ・SHB」という呼称の豆です。「SHB」というのは「Strictly Hard Beans」の略で、直訳すると「非常に硬い豆」ということになるのですが、実際にはガテマラの標高1,350メートル以上で採取されたコーヒー豆を表す格付けです。

近年では「ガテマラ・SHB」という通常のガテマラ豆よりも、さらに優れた性質を持つ豆を、地域特定のブランド豆にしたり、厳密な選別をおこなった優良豆だけを集めて、プレミアム・コーヒー豆として出荷することが多くなってきました。

今回当店で販売を開始した「エクセル・マウンテン」も、そんなプレミアム・コーヒー豆の1つです。

ガテマラの中でも、最高級の豆を産出することで知られる「アンティグア地区」産の豆の中から、さらにスクリーンサイズが18以上あるものだけが選別されて「エクセル・マウンテン」として出荷されます。



これが「エクセル・マウンテン」の生豆。
粒揃いの良さは特筆もので、欠点豆の混入もほとんどありません。この生豆を見ただけで、通常の「ガテマラ・SHB」よりもかなり高い卸値である訳がわかるというものです。



焙煎すると、その粒揃いの良さが更に際立ちます。過去にもエクセル・マウンテンは期間限定で取り扱ったことがあるのですが、こんなに美しい豆だったということをすっかり忘れておりました。当店の常連様のお1人が「エクセル・マウンテンが忘れられない」とよくおっしゃっていたことを思い出しました。

味わいは非常にコク(甘み)が強いことに驚かされます。スクリーンサイズ18以上の豆のみを選別しているということで、しっかりと完熟した豆のみを摘んでいる結果、このコクが生まれるのでしょう。

ちょっとカラメルのような、苦味の中に甘みが混ざった味わいの中に、嫌味ではない程よい酸味が同居していて、とてもバランスの良い味わいです。バランスが良いという点では、当店で販売している珈琲豆の中でもファンの多い「パプアニューギア・シグリ」という豆がありますが、シグリよりもしっかりしたボディを持っておりますので、シグリではちょっとモノ足りないというお客様には「エクセル・マウンテン」がぴったりはまると思います。

しばらくの間、ガテマラ豆は「エクセル・マウンテン」を取り扱っていく予定でおりますので、コーヒー好きの皆様にはぜひ一度お試しいただきたく思っております。


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
一昨年から昨年にかけて、エチオピア産のモカがまったく日本に入ってこなかったのは、このblogでも何度も書かせていただいたので、皆さんもよくご存知かと思います。

昨年の夏くらいから、だいぶ入手しやすくはなってきたのですが、まだまだタイミングによっては生豆が手に入らないこともあります。

そんな事情もあって、今日から当店のモカ(エチオピア・イルガチェフ)が有機栽培モノに変わりました。無農薬、有機肥料による栽培という安心と引き換えに、豆の粒ぞろいなどはあまりきれいではありません。そのあたりはご容赦いただければ幸いです。

モカのこの先に関してですが、有機栽培モノに特化しても良いのですが、これも常に入荷してくるワケではありません。当面の間は、通常モノ、有機栽培モノ、手に入る方を使っていくということになるかと思います。