我が家のビワの木が実をつけました。2000年に塩尻市にUターンしてきた際に、父が植えてくれた思い出のビワの木です。数年前に数個だけ実をつけたことがありましたが、今年はたくさんの実がついて、なんとか家族全員で食べる分と、我が家の庭の花や実をいつも狙っているヒヨ鳥がついばむことができるくらいの量を、確保することができました。

薄い皮をすうっと剥くと、つるりとした鮮やかなオレンジ色が一層引き立ちます。口にそっと頬張れば、軽い酸味と優しい甘み。自然からの恵みに感謝です。



「冬の寒さが厳しい塩尻では、実がつくのは難しいかも知れない」と父は言っておりました。こんなにたくさんの黄色い実をつけるまでに成長したビワの木を、天国からびっくりしながら眺めていることでしょう。