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Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
香り高いガテマラ産豆は、ブレンドには欠かせないし、私も大好きな豆の1つです。小粒なものが多いので、欲を言えばもうちょっと大きめで良いものがあれば・・・なんて思っておりました。そこで今回新たな豆を1つ試しに焼いてみました。

生産者はガテマラ・ヌエボオリエンテ地区の「ラス・デリシャス農園」。ちょっと恥ずかしくなってしまうような、すごいベタな名前です。規格上は「18up」ということで、大きめな豆であることは予想しておりましたが、生豆と対面してびっくりしました。デカイです!。



焼いた豆面は、その大きさからしてもマンデリンのような感じさえ受けます。テイスティングした感じは、通常のガテマラは明らかに異なるフレーバー。強い酸味もありますが、苦味も結構ありますので、酸味と苦味が調和して口に残る感じ。これも「パカマラ」というちょっと聞き慣れない品種特有の味でしょうか。

近年は「ブルボン」だとか「カツーラ」だとかいったお馴染みの品種以外に、品種改良や突然変異で生まれた品種だとかが結構多く市場に出るようになってきて、珈琲の味も更に多様化してきたように思います。ますます「地域限定」だとか「農園指定」の豆にこだわっていかなければ、それぞれの個性を味わうことができない時代になってきたように思います。

今取り扱っている「ガテマラ・アカテナンゴ」に替わって通常ラインナップにすることも考えましたが、ちょっと予想より大き過ぎました。ブレンドに使うことを考えると、他の豆とのバランスが異なりすぎるのです。ちょっと残念ですが、これは今回の焙煎分のみの「限定販売品」として販売させていただきます。

2kgの生豆を焼きましたので、焼き上がりは1.6kgくらいです。運よく「ラス・デリシャス」を購入できたお客様は、大事に飲んでくださいネ!

¥480/100gナリ。


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
期間限定で販売しております「ホンジュラス・オーガニック・マルカラ」ですが、今週の日曜日(7/12)の販売分で在庫が終了しそうです・・・。ご興味のある方は、日曜日がラストチャンスです!

先月、ホンジュラスでクーデターがあったということで、そんな話題にからめて仕入れてみたホンジュラスですが、豆を買いにいらっしゃったお客様の多くは、ホンジュラスでクーデターがあったというニュースをご存じない方が大半で、「豆で時節を語ろう!」と考えていた私なのですが、今ひとつ盛り上がりませんでした・・・。難しいものですネ。

でも、こんなことでもないと「仕入れてみよう」なんて思わない国の豆が大多数ですから、これからも話題になりそうな国の豆があったら、積極的に仕入れていきたいと思います。お楽しみに!


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
ホンジュラス・オーガニック・マルカラ、焼きたてはフレッシュ感があって、酸味が目立つ感じでしたが、1日経過して苦味とコクが前面に出てきました。昨日の印象とはだいぶ変わってきて「コク」のあるコーヒーです。「レンピラ」という品種の個性が発揮されてきたようです。

今日のテイスティングは、贅沢にIchiEさんのスイーツを添えて。5月にフランスへ研修旅行してきたICHiEのパティシエールYasumiさん。さらに独創的な技に磨きをかけてきた模様。

バニラが利いたドーム状のムースに、丸く型抜きしたチョコレート。面白いなあ。
味も私の好みでGoodでした!




Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
数日前にホンジュラスでクーデターが起きて政権交代があったというようなニュースを見ました。名前は聞いたことがあっても、どんな国かよくわかりません。そんな時は珈琲豆で文化を知ろう!・・・というワケでもないのですが、7月はホンジュラスの珈琲豆を限定販売してみることにしました。

南米の有機認証団体「バイオラティーナ」のオーガニック認証珈琲豆です。フルウォッシュ(水洗式)での精製豆ということで、薄皮も残っていなくて光沢感のある生豆です。豆のサイズはやや小ぶり。オーガニック豆ということで、欠点豆はやや多め。ハンドピックのやりがいがあるというものです。

豆の品種は「レンピラ」。あまり聞かない品種です。品種改良から生まれた品種のようで、病気に強く味もよいということで、ホンジュラスは広く生産されているようです。



焙煎後6時間経過したところでカップテストです。焙煎は当店の標準である「シティー・ロースト(やや深煎り)」。香りは強く主張するような香りではありませんが良い香り。口に入れた瞬間は苦味系かな?と思いますが、少しするとベリー系の酸味にも似た酸味が段々と強くなってきます。

ガテマラの味に似てるかな?と思ってカップテスト後にネットで調べてみたら、なるほど、ホンジュラスはガテマラに隣接する中米の国でした。ガテマラもそうですが、中米産の豆は苦味と酸味のバランスが絶妙で、香りも高い。なかなか素晴らしい珈琲豆を生産する国が多いのです。



そして、この珈琲豆の生産者がとても興味深い。「シエラデラパス」という地域の「ラ・パス女性生産者組合」という女性だけで組織された組合の珈琲豆なのです。政権がクーデターで揺れ動く中、町の女性たちは、今日も珈琲の実をせっせと摘んでいることでしょう。

女性が作った優しい味のオーガニック珈琲豆。7月の限定販売です!