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01/29: 確率

Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
昨年から始めた食パン作り。ようやく毎回同じ焼き上がりにできるようになってきました。その確率9割以上というところでしょうか。当店は喫茶店ではございませんので、残念ながらこのパンをお客様に食していただくことはできませんが、将来万が一にでも喫茶をはじめようということになることだって全く無きにしでもありませんので、「いつかは役に立つときがあるかもしれない」という思いで、ここはひとつ修行のつもりでがんばっております。

ようやく固定化されつつある私の食パンのレシピはというと・・・

「食パン1.5斤分」

強力粉300gと長野県産の中力粉150gを混ぜる。
A:グラニュー糖を15gとインスタントドライイースト3gを足す。
(夏場はイーストを1.5〜2gで調整する予定です)
B:すみっこに塩8gを足す。

水330ccを少しだけ残してAにかかるようにかけてAをこねる。
残りの水をBにかけてBをこねる。
A、Bともに水分が十分に粉にまわったら、両方を混ぜる。
そこへ無塩バター15gを足す。

10分〜15分くらいこねる。
(こねている時の手触りが滑らかになる感覚になるまで)

ラップをして冷蔵庫の野菜室で8時間発酵させる。
8時間経過したら3分割して「のし棒」でひらたくして3つ折にする。
さらに端から丸めて、バターを塗った型に並べる。
室温で4時間半くらい2次発酵させる。

型の8分目くらいまで膨らんだらオーブンへ。
(予熱10分の後、強火で35分焼く)
焼きあがったらキッチンペーパーで包み、翌朝まで置く。



朝こねて、夕方に型に詰めて夜に焼く・・・というサイクルですので、焼き上がりはいつも21:00過ぎです。焼きたてのパンを食べないなんてもったいない!という方も多いでしょうが、一晩寝かせた食パンのもっちりした食感も捨てたものではありません。我が家ではこの1.5斤の食パンを3日かけて食べるのですが、3日目でも十分に美味しいです。

写真を見ておわかりのように、粉をこねるのに使用しているのはソバ打ち用のこね鉢です。これがすこぶる調子が良い。もっと早くに気がついていれば良かった・・・。

本当は昨年使用していた「ユメアサヒ」のような県内産の強力粉だけを使用したいのですが、なかなか入手ができませんので、一般的な強力粉に、県内産の「ユメセイキ」を中心にブレンドされている中力粉を混ぜて使用しています。

味の判定は個人ごとに千差万別ですので、私ごときが判断できるものではありませんが、市販の食パンでは軽すぎて食べた気がしないということで、家族も気に入ってくれている様子です。「継続は力なり」。その言葉を忘れぬよう、もっと進歩したいと考えております。

Category: 植物
Posted by: toirocoffee
庭の新緑を楽しめるのは当分先ですが、室内で育てている植物たちは元気一杯です。当店が開店した時から育て始めた「珈琲の木」も新たな葉をたくさんつけはじめました。

昨年の夏に我が家のウッドデッキに出しておいたのですが、予想以上に照り返しが強かったらしく、大半の葉っぱが茶色く葉枯れしてしまいました。それらを思い切ってバサバサと剪定してしまいましので、葉が少ないままになっていて、「このままだったらどうしよう」と不安だったのですが、元気に新芽が出てきたので一安心です。



上手に育ててあげれば、3年目くらいで花をつけることもあるようですが、我が家の珈琲の木は、前述のようにあまり大切にしてもらえていないせいか、6年目になるというのに花の気配すらありません。もうちょっと大切にしてあげないといけませんね。

Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
今日は「ブラジル・ハミングバード」、「エチオピア・イルガチェフ有機」の2種類の生豆が届きました。ほとんどの珈琲豆は、60kg入りの麻袋で小分けされています。当店の「コロンビア・スプレモ・ゴメス農園」のように、例外的に30kgとかの麻袋もあります。

60kgの珈琲生豆、これを搬入するのがかなり大変。ほぼ大人の体重と同じなわけですから、運送会社のドライバーさん泣かせです。もちろん私も手が空いているときはお手伝いさせていただいて、トラックから店内に運び込むのですが、2人がかりでもなかなか大変です。



エチオピアのモカ、今回は有機栽培豆を60kg確保できましたので、何とか春先までは皆さんに提供できるかと思います。

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
昨日は日曜日ということで、たくさんのお客様にご来店いただきました。ありがとうございます!おかげ様で、閉店時間には全ての豆がカラッポ状態。今日は開店前から5種類の豆を焙煎いたしました。


焙煎している時は火加減や排気調節をこまめに変えないといけませんので、焙煎機の前から離れることができません。そして焼きあがった豆はすぐさま割れ豆などの欠点豆を取り除く作業に取り掛かりますので、ずっと立ったままで手は動きっぱなし。2時間以上も作業を続けていればさすがに疲れます。でも一仕事終えた後に休憩と味見を兼ねて淹れる1杯、これが最高なんです!やはり食べ物を少しでも美味しくいただくには、適度な労働こそが最高の調味料ということなのでしょうね。



焼き終えた後の豆は、少量ずつこのような透明なタッパーに取り分けて、割れ豆、欠け豆などをハンドピックします。大きなお店では、焙煎後のハンドピックをするところはないかと思います。当店のような小さな店だからこそできるコダワリです。だから当店の豆の粒揃いには自信がありますヨ!大きなお店で買ってきた豆と、当店の豆を同時にお皿に開けていただければ違いは一目瞭然です。これからも手抜きすることなく精進して参ります!


Category: 植物
Posted by: toirocoffee
まだまだ春の足音さえ聞こえてくる気配もありませんが、その到来を待ちわびて、ちょっと庭を観察してみました。霜の対策として、落葉樹の落ち葉はきれいには片付けずに、ある程度残したままにしてあるのですが、その落ち葉をそっとどかしてみると・・・



石の脇に寄り添うようにして、福寿草の芽が顔を出していました。このまま順調に育って欲しいものです。



こちらはクリスマスローズの新芽。福寿草とどちらが先に花を見せてくれるでしょうか?楽しみです!

Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
今日は定休日でしたが、「ICHiE」さんに珈琲豆を配達に。もちろん配達だけで終わるわけがなくて、シュークリームを購入させていただきました。サクサク感がたまらない「ICHiE」さんのシュークリームは、我が家の家族みんなの大好物。ショーケースの中には、いつものカスタードクリームの他に「カフェクリーム」が並んでいました。次々と新作を繰り出されるその創作意欲には脱帽するばかりです。



これまで何種類の味を食べてきたっけ?と、指折り数えてみました。定番のカスタードの他に・・・イチゴ、マンゴー、抹茶、チョコ、そして今回のコーヒー。もしからしたら、食べ損ねた味もあったのかナ?これからも目が離せません・・・。

Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
ケーキ屋さんに行くと、ショーケースの中に整然と並べられた生菓子ばかりに目がいってしまって、焼き菓子はどちらかというと二の次の扱いだった我が家。しかし、「ICHiE」さんのblogで「焼き菓子のバターを発酵バターに変えた」というのを拝見したものですから、さっそく美味しくいただきました。



いただいたのはイチジクのケーキ。口に含んだとたんに、フワッとバターの香りが拡がります。そしてスパイスの効いたイチジクの酸味と合わさって、絶妙のハーモニーを奏でます。改めてバターという素材が持つコクの、その奥深さを感じることができる逸品です。

普通のバターを使っていたって十分に美味しい。でも、少しでも上を目指したい。その思いが「ICHiE」のケーキを進化させるのでしょう。だから、その進化に置いていかれないように、当店の珈琲豆ももっともっと上を目指さないといけないと思うのでした。

01/21: ZOO

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
Nelsm」さんに配達に行く度に、ついつい購入してきてしまうシュライヒ社の動物フィギュア。気が付けばだいぶ動物たちもそろってきて、ちょっとした動物園の様相です。シュライヒのフィギュアが優秀だと思うのは、動物たちに動きがあること。いろんな動きの動物たちを並べてみると、何だか動物同士で会話をしているように見えてくるから不思議です。



Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
すでに各種メディアで報じられておりますので、ご存知の方も多いかと思いますが、現在、エチオピア産の珈琲生豆の輸入が全面的にストップしております。昨年度収穫の豆から残留農薬が見つかったためです。当店ではきちんと検疫をパスした一昨年度収穫の豆を確保して、何とか販売を続けて参りましたが、いよいよ昨日をもって、この豆の在庫も終了してしまいました。

現時点で日本国内で商社から購入できる生豆は、一昨年度収穫のオールドビーンズか、残留農薬の心配がない有機栽培豆(オーガニック)のどちらかになります。オールドビーンズは国内の在庫はもうほとんどない状況ですので、有機栽培豆を調達するしかありません。もちろんオーガニック豆は卸値も高いのですが、四の五の言っている場合ではありませんので、当店でも有機栽培のエチオピア豆を調達しました。

本日から、当店のモカ(エチオピア・イルガチェフ)は上記のような理由により「有機栽培モノ」に切り替わります。ずっと当店で取り扱っていたG1(エチオピア豆の最高グレード)の、すっきりとしたクリアさはありませんが、きちんとモカフレーバーは感じられます。有機栽培モノだけあって欠点豆が多めで、苦味が若干プラスされたテイストです。G1の爽快感を知っていらっしゃる方にはもの足りないかもしれませんが、現時点ではこれしか選択肢がございませんし、健康志向が高まっている昨今では、味の完成度よりも、「安心」に対価を払ってくださるお客様がきっと多いことを信じております。

昨年からの輸入停止騒ぎと相まって、有機栽培モノの卸値は高めで推移しており、今回当店で取り扱いするにあたり、販売価格をどうしようかかなり悩みました。結果、今までと同じ¥450/100gで提供させていただくことにしました。当店で「積極的な選択」をしたわけではなく、現状ではこの豆しか確保できなかったということですので、後ろめたい思いをして販売価格を上げたら、きっと後悔すると考えたからです。

春先にはおそらく、本年度のニュークロップが上陸してくるはず。エチオピア側もしっかりと生産体制を整えてきれてくれたことを信じております。爽快な後味、バラのような華やかな香り、甘い舌触り。モカの最高傑作「エチオピア・イルガチェフ」のG1を、再び皆様に提供できることを願っております。

01/19: かえで

Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
木・漆工房の酒井邦芳さんの手による木製メジャースプーン、山桜に続いては「かえで」バージョン。色合いはちょっと明るめの印象。ゆるやかにカーブした持ち手のデザインが素敵です。



酒井さんのメジャースプーンを初めて見た時、すり鉢状の部分と持ち手の部分、それぞれを加工したものを「継いで」いるのかな?と思っていました。しかし、違う形状のスプーンをよく観察してみると、1つの木材から削り出されていることがよく分かります。これがその部分。



繊細で、そして根気のいる作業から、はじめてこの美しいメジャースプーンが生み出されているのです。このスプーンの当店での売価¥1,800という価格を見て「高い」と思われる方もいるかもしれません。しかし、私は思うのです。安いものにこそ理由があるのだと。いかにコストを削減するか、いかに手を抜けるところで手を抜くか、そしてそれをいかに大量に生産するか。だから、このスプーンと対峙した時、そこには「安くできる理由」が見当たらないことに気がつくのです。

もし、その小さなスプーンに宿った「温もり」だとか「優しさ」だとかを感じていただける方がいれば、きっとこのスプーンは一生連れ添ってくれる素晴らしきパートナーとなってくれると、私は信じているのです。

Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
blogを新装するにあたり、リンクを新たに設けることにしました。いろんなお客様がいらっしゃって、いろんなお付き合いの形態がありますが、当店からリンクさせていただいたのは「当店のコーヒー豆を継続的に使用してくれているお店」です。「ICHiEさん」と「Nelsm」さんは、今までもたくさんblog中で登場しておりますので、皆様にはすでにお馴染みかと思いますが、今回は広丘吉田にある美容室「プレジール」さんを紹介させていただきます。

「プレジール」さんが広丘にお店を出されたのは、当店がオープンしたのと、ほぼ同時期だったかと記憶しております。それから今までずっと当店のコーヒーをご利用になってくださっています。昨年のクリスマスには、当店の限定販売だった「ハワイコナ」を、おしげもなくお客様に提供されていたようです。なんて太っ腹!店内の装飾のセンスも良くって、とても心地良い空間です。

リンクさせていただいた3店の他にも、喫茶店や理美容院などで、当店の豆を使ってくださっているところはまだあるのですが、残念ながらホームページやblogをお持ちのお店は前述の3店舗だけでしたので、今回はこれらのお店だけをリンクさせていただきました。また状況が変れば、更新していきたいと考えております。

(2009/01/19追記)
当店で販売させていただいている「木のメジャースプーン」の作者である酒井邦芳さんの「木・漆工房」をリンクに追加いたしました。

Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
塩尻在住の木製食器職人、酒井邦芳さんの手による「コーヒー用メジャースプーン」の第3便が入荷しました。ご予約してくださっていた皆様、お待たせいたしました!今回は「山桜」バージョンです。なかなか渋い仕上がりです。

山桜バージョン

今回入荷分もご予約分で埋まってしまっております。次回分のご予約を受け付けておりますので、気になる方は、当店のカウンターにサンプルを置いてございますので、実際にお手にとってみてください。少量のみの完全なる手作り品ですから、次回の入荷までまたちょっと時間をいただくことになります。何分ご容赦ください。

Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
当店の標準の焼き加減はシティー・ロースト(やや深煎り)です。浅煎りの独特の酸味がお好きな方は、ちょっと当店を敬遠されている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にぜひともお試しいただきたいのが、「コロンビア・スプレモ・ゴメス農園」です。

コロンビアやブラジルといった広大な土地を有する国のコーヒー豆は、産地が異なるとガラッと味が変ることがよくあります。特にコロンビア豆は、その傾向が強いようです。ワインだって同じ国のものでも農園が異なればガラリと味が変ります。当店ではゴメス農園のコロンビア豆をハイ・ロースト(中煎り)で仕上げております。一般の「コロンビア・スプレモ」のような強い酸味はありません。酸味はありますが、でしゃばらずにほどほどの程度に抑えられていて、酸味の後にフワッと拡がる甘みが特徴です。ちょっぴりナッツのような後味もあります。「苦いコーヒーは苦手」という方にオススメしたい珈琲豆です。

ゴメス農園の麻袋ゴメス農園の生豆の麻袋。コロンビアの珈琲豆の麻袋はキレイなデザインのものが多いですが、ゴメス農園の袋もなかなかいい感じです。コロンビアの国旗の色をモチーフにアクセントを効かせているあたりが憎いですねエ。生豆が入っていた麻袋は、豆がカラッポになったらお客様に差し上げています。以前は¥100とかで販売しておりましたが、そんなに数が出るものでもないですから、欲しい方に喜んでつかっていただければと思い、現在は無料で差し上げております。

店の後ろの方にチョコっと置いておくのですが、いつもすぐに無くなってしまいます。皆さん野菜を入れる袋に使ったり、当店のようにカーテンやタペストリーがわりに使ったりといろいろ工夫されているようです。ただ、すべての豆の麻袋がデザインも品質も優れているわけではありません。そこら辺はご承知おきくださいませ。

Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
シンプルに情報発信していきます。
珈琲豆のこと、店主の趣味のこと・・・etc.
気長にお付き合いください。